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北欧発祥の住まい方!日本初のコレクティブハウスで大切にする「ひとりの自由×共に暮らす自由」とは?!コレクティブハウス「かんかん森」

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更新日:2024年11月18日


「コレクティブハウス かんかん森」は、日暮里駅から徒歩約15分、日暮里中学校の跡地に建設された複合居住施設 「日暮里コミュニティ」の中にある。保育園、クリニック、高齢者住宅と同居しており、多世代居住の場になっている。
「かんかん森」は12階建ての建物の2~3階にあり、大小さまざまな間取りの28戸の住戸と豊かな共用スペースで構成されている。天井が高く、広く、明るい 「かんかん森」のコモンダイニングで、居住者組合 「森の風」のお二人からお話を伺った。

記事の全体版はダウンロードのリンク 新規ウインドウで開きます。こちら(PDF:588KB)からご覧いただけます。

日本初の居住者自主管理型のコレクティブハウス

コレクティブハウスとは、共用の食堂や共用のリビングを充実した住宅で、個別の暮らしを大切にしつつ、居住者による運営参加により共同生活を行う住まい方である。1960年代にスウェーデンで活動が始まり、80年代に実現した。日本には、1988年に建築家で日本女子大住居学科教授の小谷部育子氏(故人)が紹介したのが始まりである。

小谷部さんを含む有志グループALCCが、日本にコレクティブハウスを実現するための活動を続けて10年が経った西暦2000年、株式会社生活科学運営の高橋英與氏(当時)から、日暮里のこのプロジェクトに参加しないかとの声がかかった。小谷部さんを中心にNPO法人コレクティブハウジング社を設立し、入居希望者を募り、ワークショップを開催して、コモンスペースや居室のデザイン、運営方法、生活のルールなどをみんなで話し合って決めていった。そして、2003年6月、日本では初めてのコレクティブハウス「かんかん森」がオープンしたのである。

コレクティブハウスならではの豊かな共用スペースでの暮らし

「かんかん森」には160平米以上のコモンスペースがある。コモンダイニング、コモンキッチン、キッズスペース、ゲストルーム、ランドリーコーナーなどがある。屋外では菜園テラスのプランターには野菜が育ち、木工テラスではDIYでの家具の制作などが出来る。一般の集合住宅にはみられない豊かな共用空間がある。特に、40人以上が着席できるコモンダイニングは圧巻だ。みんなが集まれる広い空間である。


ここでは週に2~3回、居住者たちが夕食を共にするコモンミールが行われる。生活の大事な一部である食事を共にすることで、コミュニケーションが広がっていく。食後のコーヒータイムのおしゃべりタイムは大切な時間だ。コモンミールの調理は居住者持ち廻りで担当している。新型コロナが流行ったときは一時的に中止になったとのことだが、今は復活している。コモンミールへの参加は義務ではなく申込制になっている。それでもほぼ毎回20人前後、時には30人以上の参加があるとのことだ。居住者どうしで同じ鍋を囲む暮らしは楽しそうだ。


「かんかん森」の一年は、6月の創立記念パーティにはじまり、秋祭り、ハロウィンパーティ、キッチンの大掃除、クリスマス、餅つきなど、イベントが目白押しだ。そして、その企画も運営も、居住者が分担して自主的に取り組んでいる。


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