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更新日:2024年11月22日
散歩のときに気をつけたいこと
犬が好きな草むらや電柱の付近には、ノミやダニ等の寄生虫や蚊等の害虫だけでなく、伝染病の原因となる細菌・ウイルス等の病原体がひそんでいることがあります。また、除草剤や害虫駆除剤等が散布されているかもしれません。
散歩の際は、リードを短く持ち、飼い犬が不衛生なたまり水をなめたり拾い食いをさせないよう気をつけましょう。帰宅後は、犬の足をよく洗い、汚れを家の中に持ち込まないようにしましょう。
飼い犬が健康に過ごせるよう、ノミ・ダニの駆除薬や伝染病予防のワクチンも効果的です。身近な獣医師にご相談ください。
社会の一員になるためのしつけとマナー
ペットの犬が飼い主とともに地域社会の中で生活する上では、飼い主の方の近隣の方への配慮と気配りとともに、犬の適切なしつけが欠かせません。
「犬のしつけ」とは、犬が人間社会の一員として、迷惑な存在にならずに暮らしていくために必要なルールやマナーを教えることです。
基本的なしつけをしましょう
犬の行動をコントロールできるようにするため、「お座り」「待て」「ふせ」「おいで」ができるようにするのは基本的なしつけです。他人に迷惑をかけないで過ごせることとともに、犬の身の安全を守るためにも、飼い主が「望む行動」と「望まない行動」をきちんと犬に伝えることのできるしつけがとても重要です。
また、クレート(かご)やケージ(おり)の中で静かにできるよう「クレート・トレーニング」も大切です。このトレーニングをしておくと、家の中でも犬が落ち着いてクレートやケージの中で過ごせるほか、来客時や犬が単独で留守番する時などにもおとなしく過ごすことができます。さらに、車や公共機関を使っての移動や旅行、ペットホテルなどを利用する際も落ち着いて過ごすことができるほか、万一の災害時に避難する際や避難所での生活を余儀なくされる場合でも落ち着いて過ごせるようにするためにも、普段から「クレート・トレーニング」を行いましょう。
社会の刺激を教える「社会化」をしましょう
人間社会で犬がおとなしく生活できるための「犬の社会化」の必要性も広く知られてきました。社会化とは、人間社会の日常生活の中で遭遇するさまざまな刺激に犬を慣らして、ストレスへの耐性をつけておくことです。
犬が、飼い主以外の人や他の犬、そして周囲のいろいろな刺激に対して恐怖を感じれば「無駄吠え」や「咬みつき」などの問題行動につながり、周囲にとって「迷惑な犬」になってしまいます。また、動物病院に行く際、さらに、万一の災害時の避難所生活においても、犬には大きなストレスがかかることが想定されます。
犬が人間社会でも安定した生活が送れるよう、普段から周囲の刺激に慣れさせストレスを低減させるために、子犬のころからいろいろな社会の刺激に触れさせ、犬が落ち着いて生活できるようにしましょう。
時代とともに変化する飼い主に求められるマナー
時代とともに犬と人との暮らしのスタイルが変化するなかで、飼い主に求められるマナーも変わってきました。かつては容認されたことも現代では「迷惑行為」として認識されることもあります。
周囲の人は犬の飼い主が感じている以上に、飼い主の行動をよく観ているものです。犬の印象を悪くしないように周囲の人への配慮として、飼い主のマナーは重要であることを理解し、時代の変化にあったマナーをしっかり守るようにしましょう。
散歩のマナー
散歩のときは家の中にいる時とは異なり、見知らぬ人や犬などのペットにもたくさん出会います。マナーを守って、周囲に気を配りましょう。
散歩中は必ずリードを付け、短く持って犬をコントロールしましょう。
長いリードや伸縮リードは人や他の犬が多い町中や公園では、伸びないようにロックしましょう。
人が少ない広場でも、リードを外したりリードから手を放したりして、むやみに犬を自由に走らせることは、条例などにも違反します。
また、犬の身元が分かるよう鑑札と狂犬病予防注射済票も必ず装着しましょう。
排泄のマナー
「散歩=トイレタイム」と捉えている方も多いのではないでしょうか。犬の散歩は、もともと犬の気分転換や運動のためのものです。「排泄は散歩の前に自宅で済ませておく」という考え方が定着しつつあります。近隣トラブルを避けるためにも、自宅で排泄を済ませてからお散歩ができるようにしつけましょう。
もし、散歩中に犬が糞をしたら拾って持ち帰る、犬がオシッコをしたときには水で流すのは常識となっています。糞やオシッコを放置せず、飼い主の方は責任をもって片付けてください。特にオシッコはニオイが残ります。水で流す場合はたくさんの水で流してください。
住宅の密集する都市部では、外で排泄するときに路面を汚したりニオイがついたりしないようペットシーツの上で排泄させる、というのも身につけていただきたいマナーです。お散歩のときもペットシーツを持っていきましょう。
また、マーキングと排泄のためのオシッコは違います。きちんとしつけられた犬では散歩中にマーキングすることはありません。マーキング行動は飼い主の責任できちんとコントロールしましょう。
飼育のマナー
特に住宅の密集している場所では、吠え声・ニオイなどで近隣に迷惑をかけないような飼い主の適正な管理が強く求められています。
来客や玄関のチャイムに必要以上におびえないよう、ケージの中で静かに過ごせるようしつけましょう。トイレや犬小屋等のニオイの発生しそうな場所は定期的に清掃し、清潔な状態を保ちましょう。
犬の印象を悪くしないように、飼い主は周囲に気を配り、時代の変化にあったマナーをしっかり守るようにしましょう。
飼育マナーに関するパンフレット・ポスター
パンフレットは、A4の用紙に両面印刷をして半分に折ってください。
公式動画チャンネル
問合せ先
生活衛生課 生活環境係
電話:03-5608-6939
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このページは生活衛生課 ※令和6年11月5日にすみだ保健子育て総合センター(横川5-7-4)へ移転しましたが担当しています。