冬場でも食品の取扱いにご注意ください

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更新日:2025年12月1日

 冬はノロウイルスによる食中毒が増加する季節です。また、暖房器具を使用すると、冬場でも室内は思いのほか暖かくなり、食品は傷みやすくなります。ご家庭では、保存方法等の表示をよく確認して、記載されたとおりに保管を行うなど、食品の取扱いには十分ご注意ください。 

歳末一斉事業について

 歳末の時期は、クリスマス用、正月用、贈答用など多種多様な食品が短期間に大量に流通します。墨田区では、12月1日から年末にかけて、区民の皆様の食生活の安全・安心を確保するため、東京都と連携・協力して、飲食店やスーパーなどの食品等事業者に対する「食品衛生歳末一斉監視指導」を実施します。

食品衛生歳末一斉監視の重点事業

1.クリスマス、年末年始食品等の一斉監視

 短期間で大量に流通するクリスマスや正月の年末年始用食品を製造・加工及び販売する区内施設を中心に、監視指導や検査を実施します。

2.ウェルシュ菌、下痢原性大腸菌、ノロウイルス対策重点監視施設(集団給食施設、宴会施設等)の一斉監視指導

 冬はノロウイルスによる食中毒の流行期であり、過去には東京都内でも1000人を超える大規模なノロウイルス食中毒が発生しました。また、都内の有料老人ホームで、生野菜を原因とした腸管出血性大腸菌O157食中毒により複数名が死亡する事件も発生しました。
 これらの食中毒を未然に防止するため、食中毒が発生した場合、大規模化しやすい集団給食施設や宴会施設等を中心に、食品の衛生的な取扱いについて監視指導します。

3. HACCPの取組支援

 食品衛生法改正に伴い、令和3年6月から「HACCPに沿った衛生管理」が制度化されました。HACCPの円滑な運用のため、食品等事業者団体が作成した手引書に基づき、食品等事業者に対し指導・助言を行います。

4.食肉の取扱いに関する監視指導

 近年、鶏肉の生食又は加熱不十分な調理での提供による食中毒が相次いで発生していることから、食肉の適切な提供について監視指導を実施します。

5.食品の表示に関する監視指導

 多種多様な食品が大量に流通する年末に合わせ、適正表示を徹底するため、食品製造・加工及び販売施設に立ち入り、食品表示の監視指導を実施します。

6.その他

 近年、一般の店舗でもテイクアウトや宅配等を実施する機会が増大していることから、食品の衛生的な取扱いについて監視指導を行います。また、ふぐ取扱い関係営業施設についてふぐの適正な取扱いが行われるよう、関連施設に対し監視指導を行います。

昨年度の実績

昨年度の食品衛生歳末一斉事業の実施結果です。

ノロウイルス食中毒

 ノロウイルス食中毒の原因は、ウイルスに汚染された二枚貝を生や生に近い状態で食べた場合や、ウイルスに感染した食品取扱者を介して汚染された食品を食べた場合などが挙げられます。また、患者の糞便や嘔吐物などから感染することもあります。

ノロウイルス食中毒についての詳細はこちらのリンクを参照してください。