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更新日:2021年12月6日
ノロウイルスによる食中毒・感染症は一年を通して発生していますが、冬場を中心に発生のピークを迎えます。
潜伏期間・症状
ノロウイルスに感染すると、多くの場合24時間から48時間後におう吐・下痢・腹痛などの症状がでます。症状は一過性で後遺症はありませんが、乳幼児や高齢者の場合は激しいおう吐・下痢による脱水症状があるため、特に注意が必要です。
このような症状で具合が悪くなった場合は、まず医師の診察を受けてください。
原因
食中毒・感染症の原因となるのは、主に次のようなものがあります。
- ウイルスに感染した人を介して汚染された食品を食べた場合
- ウイルスを保有している貝類(「かき」や「しじみ」などの二枚貝)を生や加熱不十分で食べた場合
- 患者のふん便やおう吐物を処理するときに、ウイルスが手などに付いて口に入る場合
- 完全に処理しきれずに絨毯等に残ってしまったふん便やおう吐物が乾燥して、空中に浮遊したノロウイルスを口に吸い込んだ場合
ノロウイルスは、体内へ少量のウイルスを取り込んだだけで感染し、多くの人を発症させます。また、食品中では増殖せず、人の体内でのみ増殖します。そのため、食材が新鮮であってもノロウイルスで汚染しないよう取扱いに注意が必要です。「かき」を生で食べるときには、「生食用」と表示してあるものを選びましょう。
予防方法
食中毒・感染症を防ぐためには次のような注意が必要です。
- トイレの後、調理の前、食事の前などは、石けんを使って手をよく洗う。
- ウイルスは熱に弱いので、食中毒を予防するために、食品を中心部までよく加熱する。
- 下痢やおう吐等の症状がある場合は、食品を直接取扱う作業をしない。
- 床などに飛び散った患者のふん便やおう吐物を処理するときには、マスクとビニール手袋を着用し、汚物中のウイルスが飛び散らないように、ふん便、おう吐物をペーパータオル等で静かに拭き取る。
正しい手洗いの方法やおう吐物の処理方法については、東京都保健医療局のパンフレット(外部サイト)に詳しく書かれています。
特に飲食店等で調理をする人は、家庭でおう吐者が出たときのために、おう吐物処理セットを用意し、自分がノロウイルスの感染者にならないことが大切です。
関連サイト
ノロウイルスに関するQ&A(厚生労働省ホームページ)(外部サイト)
ノロウイルス(東京都保健医療局 食品衛生の窓)(外部サイト)
ノロウイルスなどの感染性胃腸炎を予防しましょう(墨田区保健所保健予防課)
ノロウイルスによる感染性胃腸炎・食中毒に注意(東京都福祉保健局ホームページ)
お問い合わせ
このページは生活衛生課 ※令和6年11月5日にすみだ保健子育て総合センター(横川5-7-4)へ移転しましたが担当しています。