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更新日:2022年5月20日
近年、「鳥刺し」など、肉類を生や生に近い状態で食べたことによる食中毒が多く発生しています。過去には、区内でも加熱不十分な鳥肉が原因の食中毒が発生しています。
生肉には「腸管出血性大腸菌(O157など)」や「カンピロバクター」、「サルモネラ」などの下痢、腹痛、発熱、おう吐などの症状を引き起こす細菌やウイルスが付着していることがあるため、新鮮かどうかに関わらず、生や加熱不十分のものを食べることは危険です。
特に、子どもや高齢者がこれらの細菌などに感染すると、抵抗力が弱いため重症化しやすく大変危険です。生食用の食肉であっても、食べさせないようにしましょう。
生食用のお肉は限られています
生食用の牛肉、馬肉には規格基準が定められており、「生食用」として流通しているお肉もありますが、基本的にお肉を生食することは危険です。また、「牛レバー」と「豚肉(内臓含む)」は生食が禁止されています。
肉の種類 | 生食についての衛生基準 | 感染しうる食中毒菌等 |
---|---|---|
牛 |
|
腸管出血性大腸菌、サルモネラ属菌、カンピロバクター等 |
豚 |
|
E型肝炎ウイルス、寄生虫、サルモネラ属菌、カンピロバクター等 |
鶏 |
|
カンピロバクター、サルモネラ属菌等 |
馬 |
|
サルコシスティス・フェアリー(寄生虫) |
猪、鹿などのジビエ |
|
E型肝炎ウイルス、寄生虫等 |
お肉を安全に食べるために
お肉を安全に食べるために、次のことに注意して調理しましょう。
お肉を買って来たら
- 肉汁がほかの食品に付着しないようにビニール袋に包む。
- 家に着いたら、すぐに冷蔵庫の一番下の段に保管する。
調理を始めたら
- サラダやフルーツなどの生で食べるものは肉料理の前に調理する。
- バーベキューや焼き肉の際には、焼く前の肉用トングと焼いた後の箸を使い分ける。
- 肉料理は中心部まで十分に加熱する。特にひき肉料理は内部まで細菌などが潜り込んでいる可能性があるので、 中心部も赤身がなくなるまで十分に加熱する。
低温調理を行う場合でも中心部まで十分に加熱してください。詳しくはリーフレットをご覧ください。
調理が終わったら
- 生肉を触った手をしっかりと洗浄、消毒する。
- 生肉を扱ったまな板、包丁などの調理器具をしっかりと洗浄、消毒する。
注意喚起のチラシを配布しています
参考情報
カンピロバクターおよび腸管出血性大腸菌に関する情報(厚生労働省)(外部サイト)
問い合わせ先
生活衛生課 食品衛生係
電話:03-5608-6943
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お問い合わせ
このページは生活衛生課 ※令和6年11月5日にすみだ保健子育て総合センター(横川5-7-4)へ移転しましたが担当しています。