家庭で行うHACCP

家庭で行うHACCPは、次の内容を行います。

1. 食材ごとのリスクを把握する。
2. 場面ごとの食中毒予防の6ポイントを守りながら、調理する。

食品表示の「消費期限・賞味期限」や「保存方法」、「アレルゲン」などをしっかりと確認して、食品を購入する。

肉汁や魚などの水分がもれないようにビニール袋などにそれぞれ分けて包んで持ち帰る。

冷蔵や冷凍などの温度管理の必要な食品の購入は、買い物の最後にし、購入したら寄り道せず、まっすぐ持ち帰る。

冷蔵や冷凍の必要な食品は、持ち帰ったら、すぐに冷蔵庫や冷凍庫に入れる。

冷蔵庫や冷凍庫は詰めすぎず、入れる割合は7割程度にする。

肉や魚などは、ビニール袋や容器に入れ、他の食品に肉汁などがかからないようにする。

調理をする前、生の肉、魚、卵を取り扱った後には、手を洗う。

生肉や生魚などの汁が、生で食べる物や調理の済んだ食品に付着すると危険なので、一番最初に調理する。

生肉や生魚を切った後は、すぐに洗浄・消毒し、生で食べる食品や調理済みの食品に、生肉や生魚の汁が付着しないようにする。
洗ってから熱湯をかけたり、包丁やまな板の使い分けをしたりするとさらに効果的。

冷凍した食品は冷蔵庫内や電子レンジで解凍する。
食中毒菌が増殖する可能性があるので、冷凍した食品などは調理台に放置して解凍しない。

加熱して調理する食品は十分に加熱する。
特に肉類は中心部の色が変化するまで十分に加熱する。

料理を途中でやめる際は、そのまま室温に放置せず、冷蔵庫に入れる。
再び調理をするときは、十分に加熱する。

電子レンジを使う場合は、電子レンジ用の容器、ふたを使い、調理時間に気を付ける。
熱の伝わりにくい物は、時々かき混ぜる。

食卓に付く前に手を洗う。

清潔な手で、清潔な器具を使い、清潔な食器に盛りつける。

調理後の食品は室温に長く放置せず、すぐに食べる。

残った食品は早く冷えるように浅い容器に小分けして、保存する。

残った食品はきれいな器具、保管容器を使って保存する。

残った食品を温め直す際は、かき混ぜながら、十分に加熱する。

時間が経ち過ぎたら、思い切って捨てる。