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更新日:2015年10月2日
えせ同和行為とは、人々の同和問題に対する理解不足に乗じ、何らかの利益を得るため、同和問題を口実として企業や行政団体に不当な圧力をかけることです。その手口も、同和問題解決に取り組んでいる民間団体を詐称するなど、悪質・巧妙化しています。
こうした行為は、同和問題に関する誤った認識を人々に植え付け、偏見や差別意識を助長することにつながる恐れがあります。また、政府、地方公共団体、民間運動団体等が永年にわたって努力してきた同和問題解決のための啓発活動及び教育の効果を覆すものでもあります。
えせ同和行為を排除するためには、不当な要求や不法な行為は断固として拒否し、毅然とした態度をとることが重要です。
えせ同和行為の具体例
- 人権や同和問題に関する高額な図書購入の強要
- 賛助金、寄付金、機関紙購読、広告料の強要
- 下請けへの参入、参加の強要
- その他融資の強要、債務免除の強要、執行妨害等
えせ同和行為への対応
- 最初の対応が肝心です。相手に屈することなく、終始一貫、きっぱりと拒否してください。
- あいまいな対応は、相手に脈ありと思わせてしまい、付け込むすきを与えてしまいます。
- 相手を怒らせないよう、丁寧な対応にも心掛けてください。
- 組織全体で対応してください。相手はより大きな要求をしてくることが多いので、担当者が内部的、個人的に処理しようとしてはいけません。
- 相手が執拗に要求してくるときは、東京法務局や警察に相談してください。
関連情報
えせ同和行為について(東京都総務局人権部ホームページ「じんけんのとびら」より)(外部サイト)
東京都総務局人権部のホームページへのリンクです。
えせ同和行為に対応するときの注意事項や東京都主催の「えせ同和行為排除のための講演会」の概要が掲載されています。
えせ同和行為を排除するために(法務省人権擁護局ホームページより)(外部サイト)
法務省人権擁護局のホームページへのリンクです。
「えせ同和行為実態把握のためのアンケート調査」の結果概要や、法務省人権擁護局で作成したPDF版「-えせ同和行為対応の手引-」が掲載されています。
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