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更新日:2026年3月10日

「一人暮らしに戻るのは、もう無理かもしれない」
インタビュー中、そんな言葉が印象的に響きました。私たちが今回訪れたのは、下北沢にあるシェアハウス「まちのば」。実際に中を案内していただき、代表の岩田健太さんにお話を伺う中で、単なる「安く住むためのシェアハウス」ではない、街と人、そして自分らしい人生が繋がる新しい暮らしのあり方が見えてきました。
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立ち上げのきっかけは理想の「次」がなかったから
岩田さんがこの場所を始めたきっかけは、意外にもシンプルな「自分たちの悩み」でした。もともと小田急電鉄が展開する「シモキタカレッジ」という教育型居住施設に住んでいた岩田さんは、そこでの学びや交流に深い価値を感じていたそうです。しかし、そこを卒業するタイミングで直面したのが「次に住みたい場所がない」という問題。普通の一人暮らしに戻るのは寂しいし、かといって大型シェアハウスもしっくりこない。「だったら自分たちで作ってしまおう」と、少人数のメンバーでコンセプトを考え始めたのが「まちのば」の第一歩だったといいます。
交流を生むための「仕掛け」がある空間
今回、インタビューの前に居住エリアも見学させていただきました。そこでまず印象に残ったのが、階段の掲示物でした。掲示物が住民の皆さんのコミュニケーションのきっかけになっていることがうかがえる空間が、玄関の次に必ず通る階段に広がっている点がシェアハウスならではの魅力が詰まっているように感じました。
そして、共有スペースの中心にある大きなキッチンも「まちのば」の特色の1つでした。普通の家なら壁際にあるはずのキッチンが、あえて真ん中に「島」のように置かれています。「食事の準備をしている時が、一番会話が生まれるから」という岩田さんの言葉通り、そこでは住民たちがコミュニケーションを取っている光景が自然と浮かぶような温かさがありました。

階段掲示物

2階 共有スペース
また、屋上テラスのエピソードも鮮明に記憶に残っています。屋上の開けたテラスで住民の誰かが「やりたい!」と言ったサウナやヨガのイベントなどを実際に開催していたそう。自分の興味関心を周囲の人たちを巻き込みながら形に出来る空間が存在しているというエピソードが新しい住まい方にとって重要なポイントなのではないかと思いました。

屋上テラス

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