ひきこもりで悩む人たちと伴走する活動 「すみ家(すみか)」
■受賞対象 墨田区役所厚生課 中尾清美さん、佐野茂樹さん

(左)佐野さん (右)中尾さん

すみ家(すみか)ホームページ画面

YouTube撮影の様子
令和5年4月1日から区として「ひきこもりに関する専用相談窓口」を設置し、当事者やその家族からの悩み相談を受け止め、当事者が望む解決に向けて、伴走支援を行っています。さらに、11月1日からは、専用WEBサイトも開設しました。 区としての新たな取組ということもあり、多くの方々に知ってもらい、利用していただかなければなりません。そのような背景の中、従来の区役所的な発想を超えて、いろんな挑戦をしています。 専門家である支援員が、電話・メール・オンライン面談・対面・出張対面・家族会の開催など、とにかくご希望に沿って多面的な対応をしています。また、オープンダイアローグ※の手法を活用した新しい取組にも挑戦中です。 さらには、相談内容に応じて当窓口のスタッフが社会福祉協議会と連携して専門の相談機関やボランティア活動団体など様々な地域資源との懸け橋になり、単に紹介するだけでなく伴走し続けています。 情報発信には、区報・区公式ホームページ・SNS、ケーブルTV・YouTube・チラシ・社会福祉関連施設での説明会等、活用できる媒体や機会は使い尽くしました。YouTubeの展開にあたっては、区内在住YouTuber「かちゅまるさん」にも協力いただきました。 ゲームのライブ配信をしている「かちゅまるさん」のチャンネルに、「学校に行けず悩んでいる」などのコメントが度々寄せられたこと。また、ご本人もこれまで、生きづらさを感じながら生活をされていた経験から、より当事者に伝わる工夫や編集、「かちゅまるさん」のチャンネルでの動画配信等で、協力をいただいています。せっかくの機会なので、「区役所っぽくない?自然な内容」にすべく、「話の方向性は決めてあるが台本は無し、あくまでぶっつけ本番で」つくり上げました。 「若い世代に、悩んでいる人に、興味を持ってもらいたい」という想いのもと、区役所っぽくない?手法にもチャレンジ。さらに、メディアへのアプローチや活用できる媒体や機会は使い尽くすという熱意。 「これも!すみだのシティプロモーション」ですよね! |
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※オープンダイアローグ:「開かれた対話」と訳される治療の手法。当事者、家族、支援員等が一堂に介し、一定のルールの中で対話を行い、悩みを多面的に見られるようにしていく。
1.従来の区役所的な発想を超えて、いろんな挑戦をしていること。 |
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2.You Tubeでは、区内在住のYouTuber「かちゅまるさん」にも協力いただき「区役所っぽくない?自然な内容」にすべく、「話の方向性は決めてあるが台本は無し、あくまでぶっつけ本番で」つくり上げていること。 |
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3.支援員が、電話・メール・オンライン面談・対面・出張対面・家族会の開催など、ご希望に沿って多面的な対応をしている。さらに、「次の相談先を紹介して終わり」ではなく、あくまで伴走支援をし続けていること。 |
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職員報ひろば11月号「ひきこもり専用相談窓口『すみ家(すみか)』」(PDF:3,131KB)
墨田区ひきこもり支援「すみ家(すみか)」ホームページ
(外部サイト)
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