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更新日:2025年11月21日
新聞紙が紡ぐ新たなつながり
区では、高齢者と子どもたち、そして地域をつなぐユニークな取組が広がっています。
すみだ福祉保健センターデイサービスが8月から開始している「新聞紙エコバッグ」活動は、CO-CI(コーシー)プロジェクトから構想を得た活動です。
CO-CIプロジェクトは、古新聞を使ったエコバッグ作成等、環境に配慮し地域の方から喜ばれるモノづくりを通して、高齢者の社会参加の機会をつくることを目的にした活動です。昨年4月から活動を始め、全国のデイサービスを中心に活動が広がっています。
区では、デイサービス利用者が主体となって古新聞からエコバッグを作成し、9月24日からひきふね図書館に設置を開始。図書館との協力関係により、エコバッグの設置場所と古新聞の提供を受けて利用者自ら作成から配布まで行っており、これまでに150個以上が地域住民に届けられました。
特筆すべきは、地元の保育園との多世代交流です。園児たちがバッグに塗り絵を施すなど、高齢者と子どもたちの協働作業が生まれています。「利用者同士のコミュニケーションが活発になった」「利用者が地域の方にエコバッグを配布するときに生き生きとした表情をしている」と職員は活動の効果を実感しています。
エコバッグの制作にあたっては、「作業が難しくても、自分にできることをみんなと協力して作り上げていくのはとても楽しい。」という喜びの声が利用者からも挙がっています。
このエコバッグは現在、すみだ福祉保健センター(向島3-36-7)やひきふね図書館(京島1-36-5)で配布しており、今後も、デイサービス利用者の皆さん自身で補充に行ける範囲で配布個所を増やし、高齢者が地域社会と直接つながる機会を創出していく予定です。人と人、世代と世代をつなぐこの取り組みは、墨田区の新たなコミュニティモデルとして発展しています。

作成しているデイサービス利用者の皆さん
新聞紙エコバッグ
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