七福神を祀る寺社で「隅田川七福神 めぐり」に向けた「宝舟」を準備中【令和7年12月19日】

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更新日:2025年12月19日

一年の始まりに福を廻る

 毎年、新年に多くの参拝客が訪れる「隅田川七福神めぐり」。200 年以上の歴史を持つこの行事は、2026 年も人々の幸せを願い、元旦から7 日間にわたって開帳されます。
 隅田川七福神は、江戸文化年間に向島百花園に集う文化人たちにより創案され、初春の行楽行事として盛んに行われており、都内でも有数の七福神めぐりとして知られております。
 隅田川七福神を祀る区内の寺社などでは、12 月中旬から、御分体(ごぶんたい=御神体の分身で高さ約4~5cm の黒い陶器製のもの)を乗せるための「隅田川七福神 宝舟」の準備が進められています。
 宝舟は、長さ約20cm、幅約8cm、高さ約3cm の白い陶器で出来ており、かつて隅田川を往来していた舟を模しています。舟の中央には、新年の雑煮箸として用いられる「柳箸(やなぎばし)」で作られた高さ約15cmの帆柱が立てられ、朱色で「寶」と押印された祝儀を包む「奉書」でできた帆が「そっくい(米粒をつぶした糊)」で貼り付けられます。さらに帆柱の頂点からは、船首と船尾に向かってウコンで黄色く染められた凧糸の帆網が張られ、どれも縁起の良い材料を使って作り上げられます。
 隅田川七福神の一柱「寿老神」を祀る白鬚神社(宮司:今井 達(いまい いたる))では、白衣に緋色の袴を身に着けた巫女らが、年の瀬を迎え、宝舟の製作に取り組んでいます。帆や帆網、帆柱まで一つひとつ手作業で仕立てられ、宝舟の要となる帆柱を、一本ずつ丁寧に据えていく様子からは、新年に向けた準備が着実に進められていることが伝わります。
 「隅田川七福神めぐり」の期間中、隅田川七福神を祀る各寺社などでは、それぞれの福神の御分体(各500 円)を頒布しています。それら全てを各寺社などで求め、この宝舟(1艘1,500 円)に乗せて玄関や神棚などに飾ると、その年「福」が訪れると古くから言い伝えられており、毎年「縁起の宝舟」として、御分体と一緒に求める参拝者が多く参列します。大晦日の夜には、白鬚神社で、「宝舟」と「御分体」を供え、お祓いを行う「清祓式(きよばらいしき)」が行われ、その後、元日の午前0 時から頒布されます。
 2026 年のお正月は、古き文化人たちの風情あるお姿に倣って、隅田川沿いのまちを楽しみながら、一年の幸せを祈りましょう。

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