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更新日:2025年8月7日
一人ひとりのニーズに合わせて「支援の輪」をつなぎます
8月6日に、特定非営利活動法人自殺対策支援センターライフリンクの清水理事長をお招きして、山本区長と加藤教育長を交えた3者で懇談会を行いました。この懇談会は、墨田区とライフリンクが本年4月1日に締結した「自殺対策SNS等地域連携包括支援事業における『連携自治体事業』に関する協定」を受けて行われたものです。
本協定は、急速に変化する社会環境の中で、特に若年層を中心に深刻化する自殺問題に対し、より効果的かつ包括的な支援体制を構築し、「誰も自殺に追い込まれることのない社会」の実現していくことを目的としています。ライフリンクは自殺対策に特化した活動を行っており、本協定により、ライフリンクのSNS相談窓口と区の地域支援サービスを連携させ、本人の同意のもとに、相談者の情報を共有することによる「切れ目のない支援」の実現や、ライフリンクが展開する「自殺のない社会づくり市区町村会」の一員として、全国の自治体との自殺対策ネットワークを構築できるようになります。
懇談会の中で清水理事長は、「自殺の原因は実は単純なものではなく、日常から深刻化・複合化している。自殺の要因を取り除き、『生きること』を選択できるよう、社会的に支援をしていくことが重要となる。」と話します。
山本区長は、「今回の協定によって、自殺ゼロを目指すだけでなく、区民の暮らしやすさの底上げのために、行政として何ができるかを常に考えていきたい。」と話します。
区では、独自の自殺対策として、区内小・中学校の教職員に向けたゲートキーパー研修や、区立中学1年生に向けた「SOSの出し方に関する授業」も実施しています。また9月は東京都自殺対策強化月間となっており、区立ひきふね図書館での自殺対策企画展示「そこにいるのがつらいなら『かくれてしまえばいいのです』~もうひとつの居場所~」や臨時的に心の相談窓口を開設するなど、対策イベントを開催していく予定です。今後も、地域や事業者及び教育部門との連携体制を深め、一丸となって自殺対策に取り組んでいきます。
ライフリンクロゴ
「かくれてしまえばいいのです」ウェブイメージ
3者懇談会の様子(8/7撮影)
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