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更新日:2022年5月20日
推理小説界の名評論家の功績を貴重な資料とともに振り返る
本日5月20日(金)より、墨田区立ひきふね図書館(京島一丁目36番5号)2階プロジェクトコーナーにおいて、区にゆかりのある研究者・中島河太郎氏の生誕 105 年を記念した企画展「推理小説界の名プロデューサー 中島河太郎氏の足跡をたどる」が始まった。この展示は、同氏のご子息である中嶋淑人氏から関連資料の無償貸与の申し入れがあって実現したものである。
中島河太郎氏は鹿児島市に生まれ、帝大卒業後25歳の時に府立七中(現・都立墨田川高校)の教師となり、和洋女子大学長も務めた。民俗学の研究者でもあり、さらには日本の推理小説界をリードした名評論家でもあるなど、幅広く活躍した。没年である 1999 年まで、墨田区に約 60年間在住した。
企画展では中島氏に寄せられた横溝正史の「仮面舞踏会」や松本清張等の作家の自筆原稿など、貴重な資料の数々が展示されている。なお、期間中に展示物の入れ替えも予定されている。
資料を提供した中嶋淑人氏は、この展示会の開催に関して、「父の推理小説評論家、教育者、研究者それぞれの側面をしっかり紹介していただき、想像以上に内容が濃い展示となっており、驚くとともに、大変うれしく思う。皆様には父と交流のあった多くの作家からの書簡の筆跡などもぜひ楽しんでいただきたい。」と話した。
ひきふね図書館の担当職員は「区にゆかりのある著名人の貴重な資料をお借りすることができ、とても充実した内容で展示会の開催が実現できた。より多くの来場者の皆様に中島氏の功績を知っていただく機会にしたい。」と話す。
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