ページID:893247337
更新日:2019年4月26日
取材日 2019年4月8日
担当者:篠塚・中村
あたらしくある。なつかしくある。
そんなコンセプトの元、すみだらしい付加価値の高い商品や飲食店メニューを、『すみだモダン』というブランド名で認証し、広く国内外にPRしています。
今年は『すみだモダン2018』の認証式が2019年3月28日に行われました。
すみだ北斎美術館・MARUGEN講座室にて
9回目となる今回のすみだモダンブランド認証事業は、2018年8月から9月末までの2か月間募集を行い、商品部門については「認証審査会」による審査を経て、また、飲食店メニュー部門は「区民調査隊」による試食調査の結果を受け、「すみだ地域ブランド推進協議会 理事会」にて決定されます。
そして今回、商品部門10品、飲食店メニュー部門4品が新たに『すみだモダン』として認証されました。
商品部門
飲食店メニュー部門
- ダイニング スウィートローズ
電話:03-3610-1580
営業時間:昼:11時30分から15時 夜:17時から22時
定休日:火曜日、第1水曜日 - Cafe883(外部サイト)
営業時間:昼:12時から15時 夜:18時から22時(日曜日は12時から19時)
定休日:月曜日 - 縁カフェ(外部サイト)
営業時間:昼:12時から15時 夜:19時から24時 ※土曜日は昼営業のみ
定休日:日曜日・祝日 - カフェ スタイル コジロウ(外部サイト)
営業時間:昼:11時30分から17時 夜:18時30分から23時 ※木曜日は夜のみ
定休日:日曜日(祝日は不定休)
認証事業者の皆様にインタビューを行いましたが、今回はその中から、
(縁カフェ)
の二品をご紹介いたします。
「北斎、江戸切子うすはりグラス」(玻璃匠 山田硝子)
左・「宴(うたげ)」 右・「雨宿り」
商品ストーリー
厚さ1ミリメートル以下、口あたりのよさで人気の松徳硝子(外部サイト)のうすはりグラス。
墨田区産のこのグラスに、この町に生きた北斎の絵を、江戸切子技法で描く。それは時を超え、すみだの技の象徴にもなるはず。玻璃匠 山田硝子三代目 真照さんのそんな発想から、このグラスは生まれた。
選んだ作品は「北斎漫画」の人々の姿。
「宴(うたげ)」は、すずめおどりの絵に、隅田川の桜を合わせた。「雨宿り」は傘もつ人々の絵に、雨を降らせている。
人々の楽しさ、遊び心を大切にし、絵が動きだすようなグラスをイメージしたという。
極薄グラスに思い通りの絵を描けるのは、多彩な江戸切子技法を操れる腕があってこそ。桜は花切子、雨はカッティング、人物はサンドブラスト。
力を入れるとたわむほど繊細な硝子に、さまざまな技法を組み合わせている。
子どもの頃から紙よりも硝子に絵を描く方が得意だったという真照さん。このグラスでビールを飲みながら、北斎の絵と江戸切子の技をゆっくり鑑賞してほしいと願っている。
認証理由
紙のように薄いグラスで表現した江戸切子の技。江戸のアーティストと現代の切子職人の遊び心がクロスオーバーしている。
事業者情報
山田真照さん
玻璃匠 山田硝子
二代目 山田輝雄さんは日本工芸会正会員、日本ガラス工芸協会会員。
三代目 山田真照さんは墨田区伝統工芸保存会会員、すみだマイスター認定。
近年では、レクサスが主催する「LEXUS NEW TAKUMI PROJECT2017」において、日本を代表する匠の一人として選出され、木材と江戸切子を組み合わせた商品を開発した。(詳細はLEXUS NEW TAKUMI PROJECT2017のページ(外部サイト)を参照)
上記のような民間プロジェクトなどに参加し、江戸切子の新しい作品を追求。実演やワークショップの開催など、国内外に伝統を伝える努力も重ねている。
代表者:山田真照
住所:東京都墨田区立花1丁目4番14号
電話:03-3612-6875(代表)
「酵素玄米アボカドタコライス」(縁カフェ)
体へのいたわりを、おいしく味わう。
メニューストーリー
店主の仙石さんは、体調を崩したときに酵素玄米と出会う。
食べ続けていたある日、体の調子がいいと気づいた。家族も、みんな体調がいいという。自分の体が喜んでいると感じたものを、おいしく提供できる場をつくりたい。仙石さんは酵素玄米のカフェをつくろうと決意する。
酵素玄米とは玄米と小豆を特殊な方法で炊き上げ発酵させたもの。もちもちで食べやすく、ビタミン・ミネラルが豊富な上にデトックス効果もある。玄米は健康にいいけれど、胃腸や歯が弱っているときには消化しづらい。その点、酵素玄米はやわらかく食べやすいので、あらゆる年代の人に喜ばれている。
自分の家で炊くのがむずかしいと、ごはんだけ買っていくお客さまもいるという。
アボカドタコライスは、数ある酵母玄米メニューの中でもいちばん人気だ。たっぷりのアボカドに味付け挽肉、そして人気の秘密は3種のソース。ひとくちごとに、具、スパイス、ソースが混ざり合い、飽きが来ない。
すみだモダンへの応募は、お客様からの勧めがあったことと、すみだ産業会館での展示を見たことがきっかけだという。
縁カフェでは、向島の芸者さんが主催してイベントを開催することも。歌舞伎や書道など、日本文化を紹介する講座には国内外からさまざまな人が参加する。食と文化を通して、たくさんの人が集い、‘縁’を結ぶカフェでもある。
認証理由
完全無農薬の酵素玄米へのこだわり。芸者さんによる日本文化講座の開催なども、地域貢献として評価できる。
店舗・事業者情報
店主ご夫婦と娘さん
縁カフェ
向島の花街に佇む小さなカフェ。店主ご夫婦と娘さんでお店を切り盛りしている。
周囲には風情ある料亭が点在し、夕暮れには芸者さんの姿も。ヘルシーなメニューは、健康と美容に敏感な芸者さんたちにも人気。
町の人に愛され、人と人を結ぶお店をめざして「縁カフェ」と名付けたという。
代表者:仙石 善弘
住所:東京都墨田区向島5丁目31番5号103
アクセス:半蔵門線・都営浅草線押上駅より徒歩8分
営業時間:(昼)12時から15時 (夜)19時から24時・土曜日は昼営業のみ
休日:日曜日、祝日
お問い合わせ
このページは産業振興課が担当しています。