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更新日:2019年11月19日
すみだ北斎美術館から徒歩1分、北斎通り沿いに本店を構える老舗「東あられ本鋪」。
今回は取締役の小林良輔さんにお話をお伺いしました。
東あられ本鋪とは
東あられ本鋪は、明治43年(1910年)にあられ、おかきの製造元としてこの地に創業しました。現在、店舗はこの両国本店のほか、菊川、八千代工場の直営店があります。
商品づくりにかける想い
伝統のイメージは保ちつつ、新しいことに積極的に挑戦するよう心掛けています。
例えば「ARARE CAFE」という商品は、醤油、塩といった基本に忠実な和風の味だけでなく、ペペロンチーニ、バジル、オニオンガーリックなど洋風な味にもチャレンジしており、お茶だけでなく、ビールやワインなどお酒にも合うようにしています。さらにパッケージもこれまでのあられ・おかきのイメージを一新し、モダンなデザインとしており、若い世代や男性にもご好評いただいています。
また、「北斎揚げ」や「北斎おかき」など、“北斎”にちなんだ商品も取り扱っています。これは、先代がすみだゆかりの絵師、葛飾北斎をテーマとした商品開発に取り組んだのがきっかけです。
企画当初は、北斎を前面に出すことで長年培ってきた「東あられ」のイメージが変わってしまうのではないかという意見が社内にあったのですが、先代の「すみだゆかりの北斎の知名度を高めることで、地元を盛り上げたい」という想いは強かったですね。パッケージなどにも工夫を重ね、今では人気シリーズとして、皆様にご愛顧いただいています。
様々な味が楽しめる「ARARE CAFE」
北斎作品をパッケージにあしらった「北斎揚げ」
創業110年、これからの東あられ
これまで、歳暮・中元の際に数多くご愛顧いただいていたことから、「贈り物専門店」や「高級」といったイメージがあったかと思いますが、これからは日々の暮らしの中でも楽しんでいただけるよう、お客様の様々なニーズに合わせた商品づくりを進めていきたいと考えています。東あられにしか出来ない特色やこだわりを活かし、皆様に親しまれる東あられを目指していきますので、引き続きご愛顧いただきますと幸いです。
今回お話をお伺いした取締役の小林良輔さん
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