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更新日:2019年8月27日
取材日:2019年8月17日
担当者:産業振興課 河合
8月17日土曜日、八広地域プラザ「吾嬬の里」で「ユニバーサル野球体験会」が開催されました。
イベントチラシ
想いを叶えるユニバーサル野球
ユニバーサル野球(外部サイト)は、鉄道車両の整備・改造・点検や障がい者支援事業を行う堀江車輌電装株式会社[東京都千代田区九段北1-3-2 大橋ビル5階]が、障がい者支援の一環として開発したスポーツで、障がいの有無や年齢、性別などを問わず、誰でも楽しむことができます。
堀江車輌電装株式会社・代表取締役の堀江 泰さん
開発のきっかけは、特別支援学校に通う野球好きの少年との出会いでした。“重度の障がいがあるその少年も参加でき、楽しむことができる野球”をつくる、その想いからスタジアムの形状やバッドの振り方など、試行錯誤を繰り返し、巨大な野球盤「ユニバーサルスタジアム」をカタチにしていきました。
ユニバーサルスタジアム。
紐を引っ張るとバッドがスイングします。
区内企業の協力で墨田区初開催
この取組を全国に広げるため、様々な場所での開催を考えていた担当の中村さん(堀江車輌電装株式会社・障がい者支援事業部 スポーツ推進課)は、業務の関係でつながりがあった墨田区の明治企業株式会社・代表取締役の田坂さん[墨田区緑4-23-3 第三荒川ビル2階]に墨田区内での開催について、相談を持ちかけました。
相談を受けた田坂さんは、自身も卒塾したフロンティアすみだ塾(外部サイト)の現役生・修了生に協賛を呼びかけたところ、想定をはるかに超え、同社を含め、実に21社の企業から協力の声が上がり、この度、区内でのユニバーサル野球体験会の開催が実現しました。
堀江車輌電装株式会社 中村 哲郎さん
明治企業株式会社 田坂 和也さん
球場さながらの臨場感
当日は協賛企業を含め、30名を超える参加者が集まり、大人も子どもも合同で2チーム(レッドパーソンズとブルーレジェンズ)に分かれ、試合を行いました。チーム分けは、色と背番号が書かれた紙を選手がそれぞれ抽選ボックスから引き、ランダムで決定します。
くじ引きでチームを決定します。
レッドパーソンズ対ブルーレジェンズ
プロのウグイス嬢(写真右)
試合は、初回から打順一巡の猛攻を見せたブルーレジェンズが勢いそのままに19対3の圧勝。時折、ホームランも飛び出していました。参加した選手からは、“相手が強かった”、“高校球児だったので、かつての感動がよみがえった”、“今回は負けてしまったが、良い試合でした”など、障がいの有無や年齢、性別も関係なく参加者たちは一体となり、全力で楽しんでいました。
最終スコア
試合終了後、選手たちがお互いの健闘をたたえ合います。
墨田区での取組を全国へ
「今まで小学校などでユニバーサル野球を行ったことはあるが、企業主体での開催は今回が初めて。墨田区での取組が全国にも波及し、取組が続いて行けば良い。」と、中村さん。また、田坂さんは、「参加者の方が楽しんでくれて良かった。改めて、区内企業のネットワークの強さを感じられた。」とおっしゃっていまいた。
今後の展望をお2人に伺うと、「年内に区内小学校で1回開催し、“ユニバーサルスタジアム”をプレゼントしたい」とおっしゃっていました。次回開催に向けて、今から準備を進めていくそうです。
集合写真
当日参加した協賛企業のみなさま
■堀江車輌電装株式会社
http://www.horie-sharyo.co.jp/(外部サイト)
■明治企業株式会社
http://www.meiji-enterprise.com/(外部サイト)
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