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すみだ青空市ヤッチャバ ~生産者とすみだがつながるところ~

ページID:410464541

更新日:2019年6月21日

取材日:2019年6月8日

担当者:観光課 冨高

すみだ青空市ヤッチャバ(墨田区京島1-1-1 イーストコア曳舟前広場)


1日中多くの来場者でにぎわうヤッチャバ

 皆さん、すみだには、毎週農家さんに会える場所があることをご存知ですか?農家や漁家が無い墨田区で「つくる人」と「食べる人」との距離を縮めてくれる、「すみだ青空市ヤッチャバ」をご紹介します。

 「すみだ青空市ヤッチャバ」は、毎週土曜日午前8時から午後4時頃まで、東武スカイツリーライン曳舟駅前で開かれています。「食を介して人をつなぐ。人を介して地域をつなぐ。」がテーマのこの産直市では、全国から招いた生産者の方とコミュニケーションを取りながら、新鮮な農産物を買うことができます。

 今回は、主催者のお一人、本多秀行さんにお話を伺いました。


月曜日から金曜日は会社員として仕事をし、土曜日には早朝からヤッチャバを運営するという、パワーあふれる本多さん。

 「ヤッチャバは、2010年に始まりました。その頃は不定期の開催で、学生だった僕はボランティアとして参加し始めました。2013年からここで毎週開催されるようになり、社会人となった僕は本格的に運営メンバーとして携わるようになりました。現在事務局のメンバーには私のほか、細田侑くんと、あとサポートをしてくれる方がいます。細田くんは今、新婚旅行中で、今日は僕だけで切り盛りしています。僕が結婚した時も、細田くんが結婚した時も、ヤッチャバの皆さんがここでセレモニーを開催してくれたんです。」

 出店するにあたり明確な基準はないそうですが、しっかり対面販売を行い、その中で生産地のことも伝えてもらうようにお願いしているそうです。3か月に1回程度、出店者の皆さんと事務局で会議を開いて催しを決めるそうで、落語会なども開かれるそうです。

 出店者の方にもお話を伺ってみました。

 「この市場は、お客さんとの距離が他の市場とは違うんです。“いらっしゃいませ”じゃなくて、“あ、こんにちは!”って、お客さんだけど、近所の知り合いみたいな感じ。地元でも、土曜日は僕がヤッチャバに行くというのが浸透していて、“ヤッチャバに行くんか、じゃあこれ持って行き!”って、生産者の方も言ってくれる、特別な市なんです。」


生産者さんとのコミュニケーションも楽しみの一つ。野菜についても教えてくれるので勉強になります。

 いらっしゃるお客さんは常連の方が多いようです。私がお声をかけた数組のお客さんも、皆さん墨田区内在住の方でした。ですが、ご近所とはいえ「安くて品がいいの!」と、たくさんの植木鉢をかごに入れる方のパワーに驚きました。本当にお気に入りのお花屋さんなのでしょうね。


こんな可愛い常連さんも

 最後に、ヤッチャバ事務局の本多さんに今後の展望を伺いました。

 「数年前から、墨田区の子どもたちを出店者さんの地元である千葉県多古町に連れて行き、田植えや稲刈り体験をしてもらう機会を提供しています。また、昨年は初めて多古町の子どもたちを墨田区に招いて、工場見学をしてもらいました。どちらの子どもたちも、“また行きたい!” “連れて行って!”と言ってくれるので、こういった地域をつなぐ活動も続けていきたいです。」


多古町での田植え

 「一番は、このヤッチャバという生産者とすみだがつながる市場を大事にしていきたいです。9年間続いてきて、来場者も増えてきているこのヤッチャバを、細くでも長く続けていきたいと思います。朝採れ野菜が墨田区で買える場所はまず無いと思います。そんな新鮮な農産物や、生産者とのコミュニケーションを、ぜひ多くの方に楽しんでいただきたいです。」

 そんな素敵なお話を伺った後にヤッチャバでお買い物をして、想定以上に鞄が重くなった取材担当者でした。取材にご協力くださった皆様、ありがとうございました。

ヤッチャバ風景

取材先情報

すみだ青空市ヤッチャバ
日時:毎週土曜日 午前8時から午後4時まで(荒天中止)
会場:イーストコア曳舟前広場(京島1-1-1)

お問い合わせ

このページは観光課が担当しています。

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