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更新日:2019年2月15日
取材日:2019年2月12日
担当者:観光課 中武
江戸木目込人形塚田工房(墨田区向島2-11-7)
東武伊勢崎線とうきょうスカイツリー駅から徒歩10分の場所にある江戸木目込人形「塚田工房」。今回は、墨田区伝統工芸保存会会長であり塚田工房を経営されている六代目塚田詠春さんのご子息であり、弟子でもある七代目塚田真弘さんにお話を伺いました。
木目込み作業をする塚田真弘さん
Q:始めから家業を継ぐと決めていたのですか?
元々は継ぐつもりはありませんでした。親からも継ぐようにとは言われていませんでした。
Q:どうして家業を継ぐと決めたのですか?
父が会長を務めている墨田伝統工芸保存会のホームページ作成をお手伝いした際に、職人さんの話を聞いて、家業を継いで人形師になるのも面白そうだなと思ったのがきっかけです。
Q:お父様が師匠ですが、親子であり、師弟であることの難しさはありますか?
難しいと感じたことはありません。今も昔も親子のまま。お互いに意見を出し合うことはあっても、ぶつかることはありません。父は自分の意見を押し付けるタイプではなく、自分が良いと思うものを作りなさいというスタンスなので、関係は良好です。
Q:仕事をする上で、大事にしていることは何ですか?
人形を見た人が安らぐもの、ほっこりするものになるように心がけています。
ショーケースに展示されている雛人形
Q:最近は外国人観光客の人も増えてきていますか?
増えてきているので、外国人観光客向けの商品も作りました。葛飾北斎の赤富士や波裏をモチーフにしたマグネットはお土産で買っていく人が結構います。すみだモダンにも認証された相撲ペーパーウェイトも人気です。
葛飾北斎の赤富士と浪裏をモチーフにした江戸木目込マグネット
Q:観光客の方にメッセージをお願いします。
墨田区は浅草と比べると地味ですが、その分リアルな下町を見られるのが魅力。だから、2回、3回来るリピーターの人にはお勧めの街だと思います。
また、塚田工房では、木目込人形の製作体験ができるので、もっと外国人観光客の方に来てもらえると嬉しいです。
塚田工房の店先にて
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