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橘高校の高校生によるインターンシップ

ページID:248366228

更新日:2020年3月9日

 2020年2月4日から6日にかけて、都立橘高校(墨田区立花4-29-7)の高校1年生2人が墨田区産業観光部へインターンシップに来てくれました。
 今回は、2人が考えた「職員取材日記」を掲載します。

インターンシップを通して学んだこと

取材者 都立橘高校1年 中山 直行

墨田の歴史

 1日目の午前中に私たちは墨田区の歴史や地形について、担当職員の方から教えてもらいました。

 昔の墨田区は、大きく「向島」と「本所」に分かれていました。本所地域は京都のように碁盤の目の形をしています。本所地域は、江戸時代の明暦の大火をきっかけに最初の区画整備がされました。その後、1923年の関東大震災で多くの家や工場が焼失し、震災復興工事によって現在の碁盤の目の形になりました。家と家の間に空間を作ることで、火事が起きても近くの家に燃え広がらないようにするためこのような形につくられました。

 午後は、東京スカイツリーに上った後にソラマチの中にある「産業観光プラザ すみだまち処」に行き、墨田区の地域ブランドについて教えていただきました。教えていただいた後は「まち処」を見学し、耳だけではなく目でも学びました。


山田硝子さんの江戸切子

墨田の文化

 2日目の午前中は初めに「本所吾妻橋商店会」と「おしなり商店街」を見て回りました。そのあと「まち処」で「すみだ地域ブランド戦略」の話を聞きました。

 午後は「東京ギフトショー」を視察するために東京ビッグサイト青海展示棟に行きました。「東京ギフトショー」では、いろいろな場所からさまざまな作品が出展されていました。

 特に印象に残ったのは「和紙で作られた服」です。「和紙」という「紙」で服をつくるという考えが自分にはありませんでした。「和紙」を細い糸状にして編むことによって服にした作品なのですが、切れやすくあまり水に強くない「和紙(紙)」を使って、「服」をつくるということは大きな挑戦だと思いました。なぜなら、成功するよりも失敗する確率のほうが高いと思うからです。

 2番目に印象に残ったのは、墨田区の吉田テクノワークスさんの名刺入れです。理由は、今までにないタイプの名刺入れだったためです。横を軽く抑えるだけで開き、底が少し上に浮くようになっているため、残り一枚の場合でも、取りやすくなっているという商品でした。


吉田テクノワークス「ornament Card Case」

工業の町すみだ

 3日目は、「テクネットすみだ」という場所に行きました。「テクネットすみだ」とは、いろいろな企業の方が物を作ったり実験をしたりする場所です。その中でも1番記憶に残っているのは、1階にある間中木工所さんの木材加工です。その理由は、学校の机は木材のように見えますが、実は木材ではなく、プラスチック製の板に木目をプリントしているものであることをそこで初めて知ったからです。

感想

 自分は、墨田区のことを今まで以上に知ることができたので実によいインターンシップとなりました。

墨田区内産業観光について

取材者 都立橘高校1年 戸羽 一太

 私は学校のインターンシップで、墨田区の特徴、観光事業、これからの課題について知ることができました。
 その中で私は、墨田区は伝統を大事にする区だと感じました。その例としては「すみだモダン」があります。「すみだモダン」とは墨田区の製品を地域ブランドとして認証するという取り組みで、区内の様々な商品や食べ物が認証されています。
 昼食には、「すみだモダン」に認証されているポークジンジャーを提供している「Cafe883(カフェぱぱさん)」を訪問しました。

 すみだモダンは伝統工芸品等もあり、2018年時点で194点あります。認証されている製品を見てみると、伝統的なものを工夫してアレンジし、デザイン性を高くしたものが目にとまりました。そこからすみだの伝統技術を残していこうとする工夫を感じました。

 そして、私はそこに新しい技術を取り入れることで何か観光事業の一つになるのではないかと思いました。すでに墨田区で新しい技術を使った製品などもありますが、さらに進めていくことで産業観光としての可能性を広げていけるのではないかと思います。

 2020年には両国国技館での東京オリンピック・ボクシング競技や、「東武鉄道高架下複合商業施設 東京ミズマチ」のオープンなどがあり、観光客が増加するので墨田区の産業観光をさらに広めることができるのではないかと思います。私も、学校を通してものづくりや、産業を学び墨田区の産業観光に協力していきたいです。

お問い合わせ

このページは経営支援課が担当しています。

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