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更新日:2022年7月19日
教育DXのさらなる推進で学習の質をさらに高めます
区教育委員会では今年度より、区立中学校全10校に、期末テストや小テストなどの答案の採点作業を補助するソフトウェア『採点ナビ』を導入した。
日常的に実施される漢字テストや、理科の小テストなど、あらゆる科目において活用が可能な本ソフトウェアの導入により、採点作業が効率化されることで、教員が生徒と向き合う時間の確保につながると期待する。さらには、作業時間が短縮され、教員の働き方改革にもつながる。
また、本ソフトウェアでは、答案の集計作業とともに、これまで実施できなかった問題ごとの正答率や、得点の分析作業も行うことができるため、テスト終了後、時間を置かずに生徒ときめ細かい振り返り学習をすることが可能となる。それにより、教員の問題作りの質もこれまで以上に高められることが期待される。
区立文花中学校では、年に一度に実施される「漢字コンテスト」の採点作業に、さっそく本ソフトウェアを活用した。初めて採点作業でこのソフトウェアを活用した国語担当の大野先生は、「使い始めで操作に慣れない部分もあったが、思ったよりも簡単に採点作業を進めることができてよかった。問題の内容や、答案の枚数によっては手作業での採点の方が早いと感じた部分もあるので、今後は場合によってアナログの採点作業とデジタルの採点作業と使い分け、工夫しながら活用していきたい。」と
話した。また、理科担当の須永先生は、「採点作業の負担感は体感で半減している。採点作業の効率化で生まれた時間を、他の業務や、生徒たちと向き合う時間に充てることができ、大変助かっている。生徒も違和感なく受け入れてくれており、よかった。」と話す。
区教育委員会事務局の担当者は「このソフトウェアはあくまで補助ツールとしての活用を想定しており、採点作業の主人公はあくまでも『教員』である。今後は、教員がこのソフトウェアをさらに便利に使いこなせるよう、使い方の周知を改めて行うとともに、学校ごとの活用方法や対応に差が出ないよう、調整を進めていきたい。」と話している。
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