令和4年度「中学生区議会」を開会

未来の墨田区をもっと盛り上げたい！中学生議員が政策を提案

　昨日12 月14 日（水）に、墨田区議会本会議場（墨田区吾妻橋1-23-20）で令和4年度「中学生区議会」が開会されました。中学生区議会は、将来の墨田区を担う区内の中学生に、区議会を模擬体験してもらうことで、主権者としての意識や郷土への愛着や関心を深めてもらうことを目的に、平成6年から開催されており、今年で29 回目の開催となりました。
　区では、中学生区議会の開催にあたって、今年7月に区立中学校10 校の代表として各校2名、全20 名の「中学生議員」を選出。中学生議員たちは、本日の中学生区議会に先立ち、事前研修を動画にて受講。区の取り組みや方針、議会制度について学習し、友人や家族に区に求めることなどを聞き取り、政策提案に活かしています。今年は、すみだのまちを盛り上げ、未来へ引き継ぐための「みんなが主役のまちすみだ」、「安全安心なまちすみだ」、「誰もが楽しめるまちすみだ」という3つのテーマについて、中学生ならではの豊かな感性で捉えた疑問や課題を質問し、山本 亨区長が答弁を行いました。
　午後2時、中学生議員たちは緊張した面持ちで議場に着席。区からは、山本区長をはじめ、副区長、教育長、部長級職員が出席。墨田区議会からも、関係する議員が列席しました。
　準備が整い、今年の中学生区議会の議長を務める吾嬬第二中学校2年の成澤 知希（なるさわともき）議員が「令和4年度 中学生区議会を開会します。」と宣言した後、中学生議員3名による代表質問が行われました。
　『新たな職場体験・社会体験』のコンシェルジュ（相談窓口）の設置についての提案（みんなが主役のまちすみだ）、区内小中学生が地球温暖化対策についてYouTube の動画を撮影して広める提案（安全安心なまちすみだ）、SNS を活用した区内巡りの提案（誰もが楽しめるまちすみだ）が行われました。堂々と質問を行う姿は将来の墨田区を担う意気込みを感じさせるものでした。
　さらに、本会議の後には、上記3つのテーマごとに分かれて委員会を開会。区の部長級職員に対して、出席した20 人の中学生議員全員から、疑問や提案などを発言しました。
　議長を務めた成澤議員は、「とても緊張しました。この中学生区議会をスムーズに進めることができて良かったです。無事に終わってほっとしました。」と話していました。