新型コロナウイルス感染症に関する墨田区長からのメッセージ（11月6日付け）

• 新型コロナウイルス感染症の最新動向について
• 発熱などの症状がある方の相談窓口について
• 区内の新しい生活様式への対応と賑わいの新たな拠点について

　みなさん、こんにちは。墨田区長の山本亨です。
　今回私からは、新型コロナウイルス感染症に関する最新動向、発熱などの症状がある方の相談窓口、区内の新しい生活様式への対応と賑わいの新たな拠点についてお知らせします。

　新型コロナウイルス感染症の最新動向ですが、11月6日時点での陽性者数の累計は653名、入院中が11名、宿泊療養が6名、自宅療養が7名です。
　区内の検査体制ですが、PCR検査と抗原検査を合わせて1日360件が可能となっています。PCR検査の陽性率は3.5%です。
　発症日別の新規陽性者数と実効再生産数ですが、区内では、新規感染者数が8月中旬をピークとして減少が続いています。9月中旬以降、実効再生産数が1.0を下回る日が増えており、10月からの「Go To トラベル」の影響は、今のところ見られません。
　今年の冬は、新型コロナウイルス感染症とインフルエンザが同時に流行する可能性があることから、区では、発熱などの症状がある方への対応を強化しています。
　墨田区と東京都ではそれぞれ、発熱相談センターを10月30日に開設しました。発熱等の症状がある場合は、ご覧のフローに沿って医療機関にかかってください。
　まず、かかりつけ医がいる方は、日ごろ受診している医療機関へ必ず電話でご相談ください。かかりつけ医のいない方は、発熱相談センターにご連絡ください。
　区では、発熱外来を設置した「診療・検査医療機関」を47施設確保しており、発熱相談センターが近くの医療機関をご紹介します。順次、区のホームページで医療機関名を公表していきます。
　医師の指示に従って医療機関を受診し、そこで新型コロナウイルス感染症やインフルエンザの検査を受けていただく流れになります。
　また、「新型コロナこころの相談」を開設するなど、区民の皆さんの不安やストレスにも対応しています。
　最近、コロナ禍で妊娠や出産を避けようとする方が全国的に増えています。上のグラフは、全国の妊娠届の件数を月ごとに見たものですが、4月以降、前年より8.7%減少しています。一方、下のグラフは、墨田区の場合ですが、4月以降も減少は見られません。引き続き、安心して子どもを産み、育てられる地域づくりを推進していきます。
　また、全国的に7月以降、自殺者数が増えていますが、墨田区では増加が抑えられており、前年より減少を続けています。今後も、自殺ゼロをめざし、感染対策と経済活動をしっかりと両立させ、区民の皆さんの生命と生活を守っていきます。

　次に、区内の新しい生活様式への対応と賑わいの新たな拠点についてお知らせします。商店の支援と区内の消費喚起を目的に、キャッシュレス決済サービス「PayPay」と連携したポイント還元キャンペーンを、商店街連合会と協力して実施し、10月31日をもって終了しました。おかげさまで、たくさんの方にご利用いただき、大変好評でした。これからも利用者の安全を確保しながら、区内商店の支援を行っていきます。
　また、川とまちを結びつけ、魅力ある水辺空間を生み出す拠点、さらには、災害時における物資輸送等の中継拠点として、複合施設の「ヒューリック両国リバーセンター」が完成し、今月12日に全面オープンします。1階にはカフェなど、2階には水上バス発着場の待合室があるほか、9月23日にリニューアルオープンした「両国子育てひろば」が1階と2階に入っています。定期利用保育や親子で遊びながら情報交換ができる交流スペースなどを設けていますので、多くの子育て世代の方々にも利用していただきたいと思います。
　さらに、錦糸土木事務所跡地については、民間事業者と連携して、新産業拠点として整備し、賑わいのあるまちづくりや、将来を担う子どもたちの人材育成など、すみだの未来につながる新たな創出の場を実現します。

　明日7日に立冬を迎え、暦の上では冬になります。朝晩はめっきり寒くなり、体調を崩しやすい時期でもありますので、区民の皆さんには、感染症対策と体調管理を徹底していただきますこと、よろしくお願いします。

新型コロナウイルス感染症に関する情報は、上記のページをご覧ください。

過去の墨田区長からのメッセージは、上記のページをご覧ください。