新型コロナウイルス感染症に関する墨田区長からのメッセージ（令和3年4月9日付け）

• まん延防止等重点措置への対応について
• 新型コロナウイルス感染症に関する最新動向
• ワクチン接種
• 特殊詐欺への注意喚起について

　みなさん、こんにちは。墨田区長の山本亨です。
　今回私からは、まん延防止等重点措置への対応について、新型コロナウイルス感染症に関する最新動向、ワクチン接種、特殊詐欺への注意喚起についてお知らせします。

　国は東京都などを対象に、4月12日から、まん延防止等重点措置を適用する予定です。これを踏まえ、本日9日、対策本部会議を開催し、「第4波」阻止に向けた対策の強化や、今後の区の施設運営等について私から指示しました。
　墨田区における感染状況ですが、6項目のうち、PCR陽性率を除く5項目が「ステージ3」を上回っており、感染者数の増加比をみると、約1か月ぶりに1を超えました。
　4月8日の東京都のモニタリング会議でも、「感染経路の追えない新規陽性者が増加しており、このままでは爆発的に感染拡大し、第3波を超えるような経過をたどる」と専門家が警鐘を鳴らしています。
　墨田区保健所では、行政検査について変異株の検査を開始しました。また、今月中旬からは、区内の民間検査会社でも検査を開始するなど、変異株の検査を徹底していきます。

　次に、無症状者に対するPCR検査の充実では、高齢者施設・障害者施設に加え、新たに訪問系事業所103か所でも定期的なPCR検査を始めます。また、感染拡大の予兆を探知するためのモニタリング検査を継続します。

　次に、医療提供体制の充実については、検査・入院ともに体制を大幅に拡充しました。
　1日の検査数は、第3波で受診者が最多だった1月8日の2倍を想定し、「発熱外来」をさらに、充実させました。
　現在、コロナ対応病床はICU13床を含む、189床を確保しています。
　さらに、コロナ回復者を受け入れる後方支援病院は、7か所から10か所に増やし、医療提供体制がひっ迫しないように取り組んでいます。

　区の施設の開館状況ですが、保育園の休園や小中学校の休校、美術館や集会所などの区有施設の閉館は、行っていません。ただし、一部施設は、時間を短縮して運用しますので、最新の状況は、ホームページでご確認ください。情報は、随時更新していきますので、感染対策を徹底した上でご利用ください。

　新型コロナウイルスワクチン接種についてですが、65歳以上の方へワクチン接種券一式を4月1日に発送し、区民の皆さんから「接種券が届いて安心した」といったお声をいただいており、大変励みになっています。5月1日から予約が開始されますので、接種券一式は、大切に保管をお願いします。もしも、接種券をなくしてしまった場合は、ご覧のコールセンターへお電話ください。また、墨田区外に住民票がある場合でも、条件を満たせば、墨田区で接種を受けることができます。詳しくは4月25日発行予定の区報特集号でご確認ください。
　このワクチンに関して、「優先して接種できる」と言って金銭を要求する詐欺電話や不審なメールが都内で確認されています。ワクチン接種に関して、行政機関等が電話やメールで金銭や個人情報を求めることはありません。「怪しいな？」と思ったら、迷わずご覧の連絡先へお問い合わせください。区のホームページでも手口などを紹介していますのでご覧ください。

　今後も区民の「命」を守り、一人一人の生活や経済活動・社会基盤をしっかり支えていけるよう、全庁、職員が一丸となって、感染症防止対策に取り組んでいきますので、ご理解・ご協力をお願いします。

新型コロナウイルス感染症に関する情報は、上記のページをご覧ください。

過去の墨田区長からのメッセージは、上記のページをご覧ください。