新型コロナウイルス感染症に関する墨田区長からのメッセージ（令和3年5月10日付け）

• 新型コロナウイルス感染症に関する最新動向
• ワクチン接種等について

　みなさん、こんにちは。墨田区長の山本亨です。
　緊急事態宣言が、5月31日まで延長されることが決定しました。
　区民の皆さんには、感染拡大防止のため、ゴールデンウィーク中も不要不急の外出自粛にご協力をいただき、心から感謝を申し上げます。
　現在、感染力が高まった変異型ウイルスの感染の広がりを抑え込みながら、ワクチン接種を迅速に進める必要があり、区職員も一丸となって、感染症対策に取り組んでいるところです。区民の皆さんのご協力なしには、感染のスピードを抑えることはできませんので、引き続き、感染拡大防止にご協力をいただきますよう、よろしくお願いします。
　今回私からは、新型コロナウイルス感染症に関する最新動向、ワクチン接種などについてお知らせします。

　まずは、都内の主要な繁華街での外出抑制の結果です。赤い折れ線グラフは、日中、繁華街での人の流れを示しますが、緊急事態宣言前の週と比較すると36％減少。同じく青の折れ線グラフで示す夜間の滞留人口は42％減少しました。いずれも、昨年4月の1回目の緊急事態宣言中の水準まで、人の流れが抑制されました。
　次に墨田区における感染の広がりを表す指標ですが、「人口10万人あたりの療養者数」と「1週間の新規陽性者数」が4段階で最高の「ステージ4」となっています。病床使用率、PCR検査の陽性率も高い水準となっています。
　次に新規陽性者数の推移ですが、赤の折れ線グラフは、1週間の平均値で、5月7日は1日あたり15.1人と前の週の18.9人より約2割減っています。連休中、多くの医療機関がお休みで受診者が減ったことによるものと考えられ、おそらく今週、感染者が増加することが推測されます。
　これを踏まえ、本日、対策本部会議を開催し、引き続き「第4波」における対策の一層の強化について、私から指示しました。

　次に、国が全国の繁華街などで行っている、無症状者を対象にしたモニタリング検査に、東京都と連携し、協力を始めました。4月29日から錦糸町地区において、不定期で、PCR検査のキットをお配りしています。不特定多数に広く検査を受けていただくことで、感染拡大の予兆を探知します。モニタリング検査は、今後6月まで不定期で開催します。

　区の施設の開館状況及びイベントの実施状況についてですが、緊急事態宣言の延長後は、一部変更があります。
　最新の状況を区のホームページに随時掲載していきますので、ご確認ください。

　次に、新型コロナウイルスのワクチン接種についてお知らせします。
　5月1日から開始した65歳以上の区民の方のワクチン接種予約について、開始当初はお問合せの集中により、コールセンターと予約システムがつながりにくい状況があり、区民の皆さんには大変ご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした。ワクチン及び予約枠は確保されていますので、すぐにつながらなくても、しばらく時間を空けてからお電話いただくなど、安心して、あせらず、対応いただきますようお願いします。なお、ワクチン接種予約コールセンターへの電話番号のかけ間違いが多く発生しています。電話番号を再度お確かめのうえ、おかけ間違いのないようにお願いします。
　また、墨田区の65歳以上の予約をされた方のワクチン接種が、本日5月10日から開始されています。接種当日は、接種券、運転免許証・マイナンバーカード・健康保険証などの本人確認書類、予診票の3点が必要ですので、忘れずにお持ちください。そして、接種を円滑に進めるために、できるだけ肩が出しやすい服装でお越しください。なお、会場が密になるのを防ぐため、接種会場には予約された時間にお越しくださいますようご協力をお願いします。
　接種会場へお越しの際の注意事項として、あらかじめご自宅で予診票をご記入いただき、ご持参ください。また、会場には公共交通機関でご来場いただきますよう、ご協力をお願いします。

　変異株による感染の急拡大という、新たな難局を乗り越えるために、区民の皆さんと改めて危機感を共有し、一体となって感染拡大防止に向けて行動する必要があります。
　皆さんの行動が、大切な命を守ることにつながります。区としても、引き続き感染症対策に全力で取り組むとともに、ワクチンの円滑な接種に努めていきますので、ご理解・ご協力をお願いします。

新型コロナウイルス感染症に関する情報は、上記のページをご覧ください。

過去の墨田区長からのメッセージは、上記のページをご覧ください。