このページの先頭です
このページの本文へ移動
  1. 現在のページ
  2. トップページ
  3. 区政
  4. 区長の部屋
  5. 区長からのメッセージ
  6. これまでに掲載した内容(一覧)
  7. 新型コロナウイルス感染症に関する墨田区長からのメッセージ(令和3年8月6日付け)
本文ここから

新型コロナウイルス感染症に関する墨田区長からのメッセージ(令和3年8月6日付け)

ページID:801539708

更新日:2021年8月6日

メッセージの内容

  • ワクチン接種に関すること
  • 新型コロナウイルス感染症に関する最新動向について

区長メッセージ全文

 みなさん、こんにちは。墨田区長の山本亨です。

 8月31日まで、緊急事態宣言が延長されています。
 今回、私からは、ワクチン接種に関すること、新型コロナウイルス感染症に関する最新動向、についてお知らせします。

 まず、はじめに、新型コロナウイルスのワクチン接種状況についてお知らせします。
 7月31日時点で、65歳以上の区民の方は、接種対象者61,034人のうち、1回目の接種を終えた方が53,202人(87.2%)、2回目の接種を終えた方が50,168人(82.2%)となっています。これらを含めた、12歳以上の全接種対象者252,170人のうち、1回目を終えた方は、140,888人(55.9%)、2回目を終えた方は、95,053人(37.7%)となっています。
 なお、65歳以上の方の接種は、80%以上が完了し、希望する全ての高齢者入所施設への接種も終えたことから、当初の計画どおり、7月末までに希望者への接種がおおむね完了しました。また、64歳以下の区民の方の接種状況も、50代の方で1回目を終えた方が65%以上、40代の方は58%と着実に進んでいます。
 今後も希望する全ての方に、1日も早く接種をしていただけるように取り組んでいきますので、ご協力をお願いします。
 ワクチン接種の予約は、コールセンターまたはインターネットからお願いします。予約の空きなどが発生した場合には、墨田区の公式ツイッターでお知らせするほか、区の安全安心メール等でも発信しています。
 また、かかりつけ医やお近くのクリニック等に直接電話で予約することもできます。その際、1回目だけではなく、2回目の予約も忘れずに行ってください。

 次に、2回目接種のみの予約受付についてお知らせします。
 2回目の予約を取れない方に対して、区の集団接種会場において、2回目接種のみの予約も受け付けます。1回目の接種後、2回目の接種ができるかわからない状況の区民の皆様につきましては、区のコールセンターへご連絡いただき、2回目接種のみの予約をお願いします。

 次に、新型コロナウイルス感染症予防接種証明書、通称ワクチンパスポートの申請についてお知らせします。
 区では、ワクチン接種を受けた方のうち、海外渡航を予定している方を対象に、先月の26日から郵送による申請を受付しています。この証明書は、提示することによって、一定の隔離期間が免除される国や地域に限って活用できるものです。申請の際には、渡航先がそのような緩和措置を実施しているかについて、外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。外務省のホームページ(外部サイト)などでご確認ください。
 現在、非常に多くの申請をいただいており、2週間程度お時間を頂戴していますので、ご了承ください。
 なお、申請の方法や必要な書類などは、区のホームページ(新型コロナウイルス感染症予防接種証明書)でご確認いただくか、ワクチン接種のコールセンターへお問い合わせください。

 次に、新型コロナウイルス感染症に関する最新動向についてお知らせします。
 墨田区における感染の広がりを表す指標ですが、8月5日現在、ほぼすべての項目が「ステージ4」となっています。特に「療養者数」、「1週間の新規感染者数」は急増しています。区内の病床使用率も50%を超えている状況です。
 こうした状況において、区では、「軽症・中等症」に対応できる、区民のための「優先病床」を20床確保しました。ここでは、高流量の酸素を鼻から投与できる「ネーザルハイフロー」を備え、人工透析にも対応可能です。このほか、医師会の協力の下、自宅でも酸素吸入やステロイド治療を迅速に始められる在宅診療の体制も強化しています。
 次に、日別の新規感染者数のグラフについてです。
 墨田区では、新規感染者が増加しています。黒の折れ線グラフは「人口10万人あたり1週間の新規感染者数」です。第5波直前の6月6日から8週間で約10倍に感染者が増加しています。
 1週間あたりでは約1.3倍ずつ感染の拡大が加速しており、注意が必要です。
 次に、年齢別、週ごとの感染者数の推移です。
 緑の帯グラフの20代と30代が増加し、感染者の6割以上を占めています。一方、黒の折れ線グラフを見ると、60歳以上の高齢者はワクチン接種の進行に伴い全体の2%に激減しています。
 感染場所については、家庭内感染が約半数を占めますが、次いで飲食店や会食による感染が増えています。
 現在、国と連携したモニタリング検査を繁華街や事業所で実施するほか、飲食店の見回りと感染対策の支援を強化しています。

 次に、新しい治療薬についてお知らせします。
 墨田区では、先月末から区内の病院で「抗体カクテル療法」を開始しました。国内初の軽症者向け治療薬として先月承認された「抗体カクテル療法」ですが、2種類の抗体が作用して、重症化や死亡のリスクを70%抑える効果があります。国内では供給量が限られるため、登録を受けた医療機関のみで使用されています。
 対象者は、基礎疾患がある症状の軽い入院患者で、区民のために20床確保している「優先病床」で、治療を行います。
 本日、8月6日までに、11人に対して「抗体カクテル療法」を行い、いずれも経過は良好です。
 この治療が適応となる入院患者の方には、区から直接案内をしており、一般の方からのお問い合わせには対応できませんので、ご了承ください。

 次に、新たな取り組みです。
 区は、錦糸町、押上、両国の各駅周辺の人流の変化をモニタリングし、感染者数の予測に役立てるため、千葉大学との共同研究を始めました。
 ご覧の人流データは、スマートフォンの位置情報に関するビッグデータを用いて、千葉大学予防医学センターの分析により、推計したものです。
 グラフは、上から多い地域順に、錦糸町、押上、両国と並んでいます。細かい波は、日々の人流です。錦糸町と両国は就労者が多く、平日と週末の差が大きく見えます。
 青枠で示した、緊急事態宣言の期間中は、それぞれ人流が抑えられていることがわかります。引き続き、モニタリングを継続して、区民の皆さんへの呼びかけに役立てていきます。

 感染力が高まった変異ウイルスの広がりを抑え込みながら、スピード感をもって、ワクチン接種を進めていくことで、区民の「命」を守り、一人一人の生活や経済活動・社会基盤をしっかり支えていけるよう、全力で取り組んでいきますので、ご理解・ご協力をお願いします。

関連リンク

新型コロナウイルス感染症に関する情報は、上記のページをご覧ください。

過去の墨田区長からのメッセージは、上記のページをご覧ください。

お問い合わせ

このページは広報広聴担当が担当しています。

これまでに掲載した内容(一覧)

注目情報