新型コロナウイルス感染症に関する墨田区長からのメッセージ（令和3年12月28日付け）

• 新型コロナウイルス感染症に関する最新動向について
• ワクチン接種について
• 年末の医療提供体制について

　みなさん、こんにちは。墨田区長の山本亨です。
　今回私からは、新型コロナウイルス感染症に関する最新動向、ワクチン接種、年末の医療提供体制に関することについてお知らせします。

　はじめに、新型コロナウイルス感染症に関する最新動向です。
　墨田区における、12月27日現在の累積感染者数は7,431人で、7日間平均は0.57人となり、先週と変わりありません。

　次に、新型コロナワクチン接種についてです。

　まず、接種状況ですが、12月26日時点で、1回目が219,335人で86.7％、2回目が217,653人で86.0％となっており、3回目については、761人が接種を受けられました。
　65歳以上の一般区民の方の3回目接種ですが、2回目接種完了から7か月経過した方に接種が可能と、国から方針が出されました。

　区としても早急に体制を確保し、1月22日（土曜日）から、東京スカイツリーイーストタワーで武田／モデルナ製ワクチンを使用して、1月だけで約6,000人に接種していただける準備を整えました。
　予約については、1月22日から30日までの分を、1月18日（火曜日）午前9時から、区のコールセンター又は予約システムで、受付開始します。

　1・2回目をファイザー製で接種された方で、3回目を武田／モデルナ製で接種する、いわゆる交互接種をご心配される方もいらっしゃると思います。厚生労働省によると、交互接種をした場合も、副反応や効果において、大きな違いはないとの報告がされています。また、3回目接種を受けた方がコロナ感染による重症化リスクも少なくなると報告されていることから、ご検討をお願いします。また、接種券も前倒しにより発送する予定で、今年6月と7月に2回目接種を完了した方には、1月4日から順次、郵送します。

　接種の前倒しに伴い、一部日程の変更となり大変ご迷惑をおけしますが、詳細は、1月14日から全戸配布する予定の、墨田区のお知らせ「すみだ」ワクチン接種特集号や区のホームページをご確認ください。

　次に、年末の医療提供体制についてです。

　世界初の移動型医療施設「メディカル・コネクス」1号機を使った「PCRセンター」開設訓練を実施しました。
　区内の災害拠点病院である東京曳舟病院が先月導入したもので、PCR検査機器など臨床検査機器と、コンピュータ断層撮影（CT）装置を備えた移動型医療施設は世界で初めてとなります。

　災害時には、「動く病院」として負傷者の診療に活用されるとともに、新型コロナの感染拡大時には移動型の「PCRセンター」として、区内を巡回することを想定しています。
　昨日12月27日には、区と東京曳舟病院、そして墨田区医師会が協力して、臨時の「PCRセンター」開設・運営訓練を行い、第6波での実用化に向けた具体的な手順を確認しました。

　次に、年末年始の医療提供体制についてです。
　区では、家にいながら、医師の診断と薬の配達を受けられる医療環境を拡充しました。電話や通信機器で診療を行う、いわゆる「オンライン診療」です。

　墨田区医師会の協力の下、区内で30の医療機関が「オンライン診療」に対応できるようになりました。小児科に対応する施設も10施設あります。

　そして、区の「自宅療養支援薬局」33店舗が医師の処方せんをネットで受け付け、処方薬を自宅まで届けます。

　年末年始も急な発熱等に備え、休日応急診療所はもちろん、ご覧の医療機関では、発熱外来を開設し小児科も含め毎日診療を行います。医療機関リストは区報12月21日号に掲載していますので、ぜひ、お近くの医療機関を確認してください。

　コロナ禍が2年近く続く中、区民の皆さんに少しでも安心していただきたいとの思いから、最新の情報等をこのような形でメッセージとして発信を続け、今回で44回目となりました。
　また、本区の感染症対策やワクチン接種に、皆さんのご理解・ご協力をいただき、心から感謝を申し上げます。
　今後も、第6波に備え、医療提供体制やワクチン接種体制の準備を着実に行っていきます。
　そして、区民の皆さんの安全・安心を第一に賑わいの創出や社会経済活動の活性化と、感染対策が両立する、“すみだらしい新しい日常”の定着に向けて、全力で取り組んでいきますので、来年も引き続き、よろしくお願いします。
　1年間本当にありがとうございました。

新型コロナウイルス感染症に関する情報は、上記のページをご覧ください。

過去の墨田区長からのメッセージは、上記のページをご覧ください。