新型コロナウイルス感染症に関する墨田区長からのメッセージ（令和3年6月10日付け）

• 新型コロナウイルス感染症に関する最新動向
• ワクチン接種に関すること

　みなさん、こんにちは。墨田区長の山本亨です。
　今回私からは、新型コロナウィルス感染症に関する最新動向、ワクチン接種に関することについてお知らせします。

　はじめに墨田区における感染の広がりを表す指標ですが、6月10日現在、「ステージ4」はなくなり、全ての項目で「ステージ3」以下に改善しました。「病床使用率」と「人口10万人あたりの療養者数」は数値が改善していますが、「1週間の新規陽性者数」が10万人あたり18人と高止まりしています。
　次に、日別の新規感染者数のグラフについてです。
　墨田区では、5月2日にいわゆる「第4波」のピークを迎え、現在、感染者数はその3分の1まで減少しています。区内でも従来株から感染力の強い「N501Y」変異ウイルスに置き換わっており、感染が再拡大しないよう保健所において厳重な監視を行っています。
　次に示すのは、高齢者の感染状況を示したグラフです。
　5月10日から高齢者の集団接種を開始したところ、60歳以上の区民の新規感染が次第に減少し、6月3日から感染ゼロが1週間続いています。

　次に、新型コロナウィルスのワクチン接種についてお知らせします。
　65歳以上の区民の方のワクチン接種状況についてですが、速報値で、6月5日時点で接種対象者61,034名のうち、1回目の接種を終えた方が約52.4％、2回目の接種を終えた方が約10.6％となっています。
　なお、これまでに、高齢者施設の集団接種は、51か所の施設のうち、44か所（約86％）の入所者が1回目の接種を完了し、31か所（約61％）の入所者が2回目の接種を完了しています。
　皆さんのご協力のおかげで、接種をスムーズに行うことができており、感謝申し上げます。

　次に、ワクチン接種の予約についてお知らせします。
　65歳以上の区民の方で、まだ、ワクチン接種の予約がお済みでない方は、4月25日の墨田区のお知らせ（新型コロナワクチン接種特集号）をご確認いただき、コールセンターまたはインターネットから、ご予約をお願いします。
　また、接種予約の空きなどが発生した場合には、墨田区の公式ツイッター（外部サイト）でお知らせするほか、区の安全安心メール等でも発信しています。
　なお、墨田区で既に予約されている方が国の大規模接種センターの予約をした際には、速やかに区の予約を取り消していただきますようお願いします。

　次に、64歳以下の方への接種券発送についてお知らせします。
　16歳から64歳までの墨田区に住民票を有する方を対象に、ワクチン接種券を発送しました。届いた接種券等は、なくさないよう大切に保管をお願いします。まだ届かない場合は、ご覧のコールセンターへご連絡ください。

　次に、ワクチンの接種計画についてお知らせします。
　皆さんの予約開始日と接種開始日は、ご覧のとおりです。基礎疾患の有無や年齢によって異なりますので、ご注意ください。
　予約開始時間は、いずれの日も午前8時30分からです。
　詳細につきましては、5月25日に発行した区のお知らせ特集号、または、区の公式ウェブサイトに掲載していますので、ご確認をお願いします。

　次に、ワクチン接種の新規予約の一時停止についてお知らせします。
　6月14日からの基礎疾患がある方・訪問介護施設等に従事している方の予約開始に伴い、システムメンテナンスを実施するため、6月11日午後5時30分から6月14日午前8時30分までの間、ワクチン接種予約サイトおよびコールセンターでの新規予約の受付を停止します。
　ただし、コールセンターでは、新規予約以外のワクチン接種に関するお問い合わせについては、お受けしています。
　また、記載以外の医療機関の新規予約につきましては、区の公式ウェブサイトをご確認ください。

　次に、ワクチンの2回目接種後の過ごし方についてお知らせします。
　2回目の接種後は、副反応が強く出やすいと言われています。接種の翌日から、発熱や倦怠感などの症状が出ることがありますが、通常は1日程度でおさまります。
　ただし、症状が強い場合や体調がすぐれない場合がありましたら、副反応に関する相談センターにお電話でご連絡ください。
　また、症状が強く出て治らない場合や不安がある場合などは、ぜひ、かかりつけ医などの医療機関を受診してください。
　2回目のワクチンを接種した後も、引き続き、ソーシャルディスタンスの確保、手洗いの励行、マスクの着用、密の回避など、感染拡大防止に向けて引き続きご協力をお願いします。

　次に、今後のワクチン接種に関する区の取り組みについてお知らせします。
　幸い、墨田区の集団接種会場においては、今のところ大きな事故は起きていませんが、集団接種会場におけるワクチンの不適切な取り扱いによる事故等が全国で多発しており、事故を未然に防止することが重要です。そこで、医療法に基づき任命している医療監視員に、同法に基づく立入検査を私から命じました。医療監視員は、各会場に赴いて検査を行い、開設者である私及び管理者である保健所長に対して、報告や情報提供を行い、会場において事故の防止や、管理体制の改善に必要な指導を行います。
　これにより、区民の皆さんが安心して接種を受け、またご協力いただいた医療従事者が安全に従事できる環境づくりに努めていきます。

　現在、緊急事態宣言の期間中ですが、区は、感染収束に向けて、区民の「命」を守り、一人一人の生活や経済活動・社会基盤をしっかり支えていけるよう、引き続き感染症対策に全力で取り組んでいくとともに、ワクチンの円滑な接種に向けて職員が一丸となって、万全の体制で、進めてまいりますので、ご理解・ご協力をお願いします。

新型コロナウイルス感染症に関する情報は、上記のページをご覧ください。

過去の墨田区長からのメッセージは、上記のページをご覧ください。