新型コロナウイルス感染症に関する墨田区長からのメッセージ（令和3年6月29日付け）

・新型コロナウイルス感染症に関する最新動向
・ワクチン接種に関すること

　みなさん、こんにちは。墨田区長の山本亨です。
　今回私からは、新型コロナウィルス感染症に関する最新動向、ワクチン接種に関することについてお知らせします。

　はじめに墨田区における感染の広がりを表す指標ですが、6月28日現在、「療養者数」と「1週間の感染者数」が増加しています。
「重症患者を含む病床使用率」「PCR陽性率」は低い水準を維持しており、医療のひっ迫はみられません。
　次に、日別の新規感染者数のグラフについてです。
　墨田区では、緊急事態宣言が解除された6月21日から新規の感染者が増加し、直近の1週間で25％感染者が増えています。
　職場や会食による感染が増加しており、現在、国と連携したモニタリング検査を企業を対象に実施するほか、飲食店への見回りと感染対策の支援を強化しています。

　次に1週間あたり感染者の年齢別内訳です。
　20代と30代が増加し、全体の55％を占めています。一方、60歳以上の感染者は5月10日から減少しています。

　次は、教育活動と感染対策の両立に向けた新たな取組です。
　緊急事態宣言が解除され、移動教室など区立学校での校外学習が再開されました。
　区では、区立小学校の移動教室に参加する児童を対象に、保護者の希望に応じて、出発前にPCR検査を無料で受けられる取組を来月から行います。
　区の検査室で、複数の検体を1度に分析する「プール方式」を導入したことで、大量のPCR検査を行える体制を構築しました。
　今回、この「プール方式」を使うことで、学校のクラスター防止、子供たちの安心・安全の確保が期待できます。

　次に、新型コロナウィルスのワクチン接種についてお知らせします。
　6月26日時点のワクチン接種状況ですが、65歳以上の区民の方は、接種対象者61,034人のうち、1回目の接種を終えた方が45,240人（74.1％）、2回目の接種を終えた方が31,842人（52.2％）となっています。
　これらを含めた、16歳以上の、全接種対象者245,350人のうち、1回目を終えた方は、64,648人（26．3％）、2回目を終えた方は、33,601人（13．7％）となっています。

　私も、昨日、6月28日に1回目のワクチン接種を行いました。
　現在のところ、大きな副反応はありません。このように腕もあがりますし、肩も回ります。本日も朝から通常どおり業務を行っています。
　今後、39歳以下の方の接種も始まります。多くの区民の方に接種をしていただくことで、集団免疫を獲得し、それが皆さんの安心につながり、感染を予防し、命を守ることになります。ぜひご協力をお願いします

　次に、ワクチンの接種計画についてお知らせします。
　それぞれの予約と接種の開始日はご覧のとおりです。予約開始時間は、いずれの日も午前8時30分からです。
　接種スケジュールや集団接種会場、接種できる各診療所や医療機関を掲載した、「ワクチン接種特集号」を全戸配布します。配布は7月1日から1週間程度をかけて行いますので、ご自宅に届き次第ご確認をお願いします。
　また、令和3年7月1日時点で12歳から15歳までの方と、令和3年4月1日から令和4年3月31日までの間に16歳になる方へ、7月1日に接種券を発送します。
　今後、スケジュールが変更になることもありますので、最新の情報はホームページなどでご確認ください。

　ワクチン接種の予約は、コールセンターまたはインターネットからお願いします。予約の空きなどが発生した場合には、墨田区の公式ツイッターでお知らせするほか、区の安全安心メール等でも発信しています。
　また、かかりつけ医やお近くのクリニック等に直接電話で予約することもできます。詳しくは最新の「ワクチン接種特集号」をご確認ください。
　なお、予約システムで、集団接種会場等の予約をした後に、これとは別に、電話などで、大規模接種センター、クリニック、診療所などに予約をした際は、元の予約を、速やかに、取り消していただきますよう、お願いします。

　区では、20代、30代、40代、50代の方への接種が本格化することから、新たに、旧向島中学校、東京スカイツリーイーストタワー、東武ホテルレバント東京、第一ホテル両国の4会場を増設します。
　各会場の接種期間と接種時間は、ご覧のとおりです。

　また、ファイザー製とモデルナ製のワクチンの違いは、ご覧のとおりとなります。詳しくは、厚生労働省のホームページまたは、区の公式ＷＥＢサイト等でご確認ください。
　なお、どちらのワクチンも高い有効性があることを踏まえると、副反応の違い等にかかわらず、いずれかのワクチンを接種できるときに接種することが推奨されています。
　ワクチンを接種した後も、引き続き、ソーシャルディスタンスの確保、手洗いの励行(れいこう)、マスクの着用、密の回避など、感染拡大防止に向けてご協力をお願いします。

　次に、ワクチン接種に関する区の取組についてお知らせします。
　今後の集団接種や職域接種の会場で、救急救命士などの皆さんに、新たな打ち手となっていただくため、厚生労働省が定める基準に基づき、ワクチン接種の研修会を行いました。
　区内の感染が落ち着いている、今のうちに、先手をうって、ワクチン接種を支援していただける方をできるだけ確保し、変異株との戦いに勝てるよう、接種を加速していきます。

　区民の「命」を守り、一人一人の生活や経済活動・社会基盤をしっかり支えていけるよう、引き続き感染症対策に万全を期すとともに、スピード感をもって、かつ安全にワクチン接種を進めていくことで、一日も早く笑顔あふれるすみだの日常を取り戻せるように全力で取組んでいきますので、ご理解・ご協力をお願いします。

新型コロナウイルス感染症に関する情報は、上記のページをご覧ください。

過去の墨田区長からのメッセージは、上記のページをご覧ください。