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更新日:2022年3月4日
メッセージの内容
- 新型コロナウイルス感染症に関する最新動向
- 検査診療体制の拡充について
- ワクチン接種について
- 新たな企業支援について
区長メッセージ全文
みなさん、こんにちは。墨田区長の山本亨です。
まん延防止等重点措置が、3月21日まで再延長されます。
今回私からは、新型コロナウイルス感染症に関する最新動向、検査診療体制の拡充、ワクチン接種、新たな企業支援についてお知らせします。
まず、新型コロナウイルス感染症に関する最新動向です。
区内の感染状況ですが、1週間平均の新規感染者数は、236.7人で、第6波のピーク2月8日と比べ、約4割減少しました。
1週間の増加比は0.86で、収束に向かう1を下回っています。
しかし、昨年の第5波のピーク時と比べて約3倍の高い水準で推移しているため、引き続き注視していきます。
累積の感染者数は3月2日現在で20,214人となっており、入院58人、宿泊療養47人、自宅療養が1,405人です。
2月27日までの1週間の感染者は1,534人で、若い世代で感染が広がっており、10歳未満の感染者の割合が最も多くなっています。
重症度をみると、ほとんどが無症状・軽症で、重症者はいませんでした。
次に、検査診療体制の拡充ですが、東京都では、感染リスクが高い環境にあるなど、不安を感じる無症状の方へのPCR等検査無料化事業を実施しており、墨田区薬剤師会や民間事業者のご協力により、区内ではご覧の11店舗となっています。
店舗によっては、予約が必要な場合がありますので、ご利用の際は、事前に各店舗のホームページ等でご確認をお願いします。
なお、この事業に関する問い合わせは、東京都が設置している専用コールセンターをご利用ください。
区では、感染者が確認された保育園や学校等の行政検査も、区内の検査会社が引き続き無料でPCR検査を行っていきます。また、発熱などの症状がある方については、診療医療機関74施設を公開していますので、区のホームページからご確認ください。
新しい治療薬についてですが、内服薬「モルヌピラビル」の提供体制を確立し、区内30か所の医療機関と25か所の調剤薬局で処方を受けることができるようになりました。
引き続き、医療機関、薬局に配備を進め、往診やオンラインでも自宅に薬が届く体制を整えていきます。
現在、区内の病床使用率は50%を超えるほか、医療従事者の感染や濃厚接触者の増加など厳しい状況が続いています。
こうした状況を踏まえ、墨田区は、軽症者に加え、中等症患者にも対応する区主導の病院併設型臨時医療施設を開設しました。2月16日から稼働し、区内外から患者の受け入れを行っています。
この施設は、医療のひっ迫を受けて、同愛記念病院の休止した病棟を活用し、墨田区が東京DMATや墨田区医師会の医師を派遣し交代で診療にあたっています。
中等症の患者や高齢者など、これまで20人が入院し、最新の治療を受けて、全員が回復に向かっています。
また、長引くコロナ禍の影響により、生活上の不安や心身の不調を感じている方もいらっしゃると思います。
グラフは、コロナ前の2019年から2021年までの人口10万人あたりの自殺者数の推移で、全国・東京都ともに、コロナ前と比べ、増加しています。
一方、墨田区ではこのような傾向はみられず、自殺者数は2021年も前年より20%以上減少しています。
これからもかけがえのない命を守るために、今月を「自殺対策強化月間」とし、3月8日・9日にはワンストップ相談「こころの臨時相談窓口」も開設しますので、悩みを抱えている方は、ひとりで悩まずにご相談ください。
区では、感染予防効果を高めるため、3回目のワクチン接種を引き続き積極的に進めています。
まず、接種状況ですが、3月3日時点で、3回目については95,930人で、38.0%が接種を受けています。また、65歳以上の高齢者の3回目接種率は、74.4%となっています。
なお、3回目接種者のメーカー別の内訳は、ファイザー製57.1%、モデルナ製42.9%となっています。
東京スカイツリーイーストタワー会場など、武田/モデルナ製ワクチンを使用した3回目ワクチン接種会場では、予約枠に空きがありますので、希望される方はお早めにご予約をお願いします。
5歳から11歳のワクチン接種については、2月28日から個別接種会場にて開始しました。3月12日からは集団接種も開始します。
接種を悩まれている保護者の皆さんは、国や区がホームページなどで発信する正確な情報を参考にしていただくほか、かかりつけ医や接種を受ける際の予診医にも相談してご判断ください。
区では、希望する方が円滑に接種できるよう、引き続き体制を整えていきます。
ワクチン接種のご予約や最新情報については、全戸配布した区のお知らせ新型コロナワクチン接種特集号や区のホームージなどで随時お知らせしますので、ご確認ください。
なお、接種会場にご来場の際には、肩の出しやすい服装でお越しください。
次に、新たな企業支援についてです。
区では、区内に本店や支店がある東京東信用金庫、東信用組合、中ノ郷信用組合、第一勧業信用組合の4つの地域金融機関と、新たに地域企業の「本業支援」に取り組む連携ネットワーク「HANDS」を立ち上げました。区が有する約9,000社の区内企業データベースと、経営相談窓口「すみだビジネスサポートセンター」の相談機能を活用し、区内企業をバックアップしていきます。
まん延防止等重点措置期間が延長となりましたが、区有施設については、引き続き、閉館しません。ただし、一部施設においては、時間を短縮して運用しますので、最新の状況は、ホームページでご確認ください。
新規感染者数が減少傾向にはありますが、さらなる状況の改善に向けて、保健所体制、医療体制、自宅療養者支援など、引き続き、区民のみなさんの安全安心への対応を着実に進めるとともに、ワクチンの円滑な接種に向けて、全力で取り組んでいきますので、ご理解・ご協力をお願いします。
関連リンク
新型コロナウイルス感染症に関する情報は、上記のページをご覧ください。
過去の墨田区長からのメッセージは、上記のページをご覧ください。
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