新型コロナウイルス感染症に関する墨田区長からのメッセージ（12月28日付け）

• 新型コロナウイルス感染症に関する最新動向について
• 年末年始の医療体制について
• ワクチン接種に向けた取組について

　みなさん、こんにちは。墨田区長の山本亨です。
　今回私からは、新型コロナウイルス感染症に関する最新動向、年末年始の医療体制、ワクチン接種に向けた取組についてお知らせします。

　新型コロナウイルス感染症の最新動向ですが、12月28日時点での陽性者数の累計は1179名、入院中が49名、宿泊療養が17名、自宅療養が58名です。PCR検査の陽性率は、現在7.1%で、東京都全体の7.9%より低くなっています。
　11月に入り、重症化するリスクが高い60代以上の感染者数が、週に20人近くとなっています。このような状況の中、区では、無症状の介護従事者でもPCR検査を受けやすくするため、入所及び通所施設が、検査会社等へ検査を委託した場合、その費用の助成を行っています。
　訪問介護の場合、介護した利用者に発熱などの症状があり、介護従事者本人から区の発熱・コロナ相談センターに相談があった場合、無症状でも検査を受けられる体制を整えました。介護を受ける側も行う側も安全・安心に暮らせるよう、全力でサポートしていきます。
　また、12月25日に実施した、JR錦糸町駅周辺の防犯パトロールにあわせて、繁華街の見回りや声掛けも行い、感染拡大防止を呼びかけました。

　これから年末年始を迎えますが、今年の墨田区の医療は「元旦でも病院が開いている」安心の体制を構築しました。墨田区医師会の協力の下、年末年始も病院が輪番で平日の診療を行い、休診日でも複数の病院が発熱外来を開設します。相談する医療機関に迷う場合は、東京都発熱相談センターにご相談ください。
　なお、相談できる医療機関については、墨田区のお知らせ12月21日号の1面に区内病院の「外来・発熱外来診療体制」を掲載していますので、ぜひご確認ください。

　現在、国では、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種に向けて、準備を進めていますが、区でも、区民の皆さんに一日も早く安全に接種いただけるよう迅速に取り組んでいます。
　まず、ワクチンを保管するために、マイナス75℃前後に保てる医療用の「超低温冷凍庫」を2台確保しました。また、12月1日から、「新型コロナウイルス予防接種調整担当」を立ち上げ、接種会場や接種までのスケジュールなどを検討しています。

　今年は、感染拡大に伴い、区有施設の休館やイベントの中止などでご不便をおかけし、また、不要不急の外出自粛をはじめ、様々な面においてご理解とご協力をいただきましたこと、心から感謝を申し上げます。
　引き続き、年末年始につきましても国が呼び掛けている、感染リスクが高まる「5つの場面」にご注意いただき、感染拡大防止にご協力をお願いします。
　2020年は色々なことがありましたが、この1年間本当にありがとうございました。それでは、良いお年をお迎えください。

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