新型コロナウイルス感染症に関する墨田区長からのメッセージ（令和3年9月30日付け）

• 新型コロナウイルス感染症に関する最新動向
• ワクチン接種に関すること

　みなさん、こんにちは。墨田区長の山本亨です。
　本日9月30日をもって緊急事態宣言が解除されます。この間、区民の皆さんには、感染拡大防止にご協力いただき、改めて感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。
　今回私からは、新型コロナウイルス感染症に関する最新動向、ワクチン接種に関することについてお知らせします。

　はじめに、墨田区における新規陽性者数ですが、赤の折れ線で示すとおり、人口10万人あたり1週間の陽性者数は9人まで減少しました。8月24日をピークに、1週間で感染者数が50％減る急激な速度で感染状況が改善し、まん延防止重点措置の目安の「ステージ3」も下回り、「ステージ2」となっています。

　また、感染の広がりを示す指標でも、ほとんどの項目でステージ2のレベルまで下がってきました。

　次にワクチン接種状況についてお知らせします。
　9月28日時点で、12歳以上の区民全接種対象者253,024人のうち、1回目を終えた方は、202,442人（80.0％）、2回目を終えた方は、186,383人（73.7％）となっています。

　10月以降については、これまで個別接種を実施していた区内の医療機関でファイザー製ワクチンの接種を引き続き行っていきます。このうち、同愛記念病院では、武田／モデルナ製ワクチンの接種日も設けています。接種を終えていない区民の皆さんは、どうぞ安心して、ご予約ください。
　なお、ワクチン接種の予約は、コールセンターまたはインターネットからお願いします。
　詳しくは全戸配布している最新の「ワクチン接種特集号」をご確認ください。
　また接種券について、区民の皆さんから「紛失した」というお問い合わせが多数寄せられています。接種券には接種済証が付いていますので、接種後も大切に保管をお願いします。

　次に、緊急事態宣言解除後のリバウンド防止策についてです。
　ワクチン接種が進んだことにより、区民全体の感染予防効果が高まり、ようやく社会活動の正常化が見えてきました。安心とにぎわいのある日常生活の回復を目指し、区では宣言解除後も感染再拡大の防止策を講じていきます。

　まず、医療施設や介護施設などで定期的なPCR検査を行い、感染再拡大の予兆をモニタリングします。
　次に、現在ワクチンの対象となっていない12歳未満のお子さんが通う学校や保育園での感染防止です。

　「学校感染防止対策チーム」の派遣や幅広いPCR検査によって、児童生徒、園児や保護者が安心して集団生活を送ることができるよう学校、保育園を支援します。

　次に、「ワクチン・検査パッケージ」の実証実験についてです。

　イベントや旅行などの行動制限を緩和する上で、ワクチン接種や検査の陰性証明を組み合わせる「ワクチン・検査パッケージ」の活用が注目されています。
　区では10月1日から24日までの「リバウンド防止措置期間」にて、この実証実験を行います。
　ワクチンを接種していない子どもたちが“体験の機会”や“イベント”に安心して参加できるよう、参加者に保健所が検査をして陰性証明を無料で発行していきます。

　次に、区民健診の実施期間延長についてです。
　受診を控えていた方々の機会を確保するため、40歳以上の特定健康診査は10月31日まで、75歳以上の後期高齢者健康診査は11月30日までの期限を、いずれも12月31日まで延長します。

　次に、保健所の体制強化ですが、第6波に備え、医師会の協力の下、病院の看護師が、保健所が行っている自宅療養者の健康確認業務に加わります。
　臨床経験豊かな看護師が区の保健師の応援に入ることで、保健所の体制が強化されるだけでなく、質の高い医学的支援が可能になります。
　この他にも、飲食店の認証取得の促進、コロナ禍の災害対応訓練、3回目接種の準備開始など、「感染に強いまちづくり」を着実に進めます。

　私は、これまでの新型コロナウイルス感染症対策は、区民の皆さんと一緒に、協力しながら進めてきたからこそ成果を上げることができたと考えています。
　今後も、区民の皆さんの安全・安心を第一に、社会経済活動と感染対策が両立する、すみだらしい、新たな日常の実現に向けて、全力で取り組んでいきますので、ご理解・ご協力をお願いします。

新型コロナウイルス感染症に関する情報は、上記のページをご覧ください。

過去の墨田区長からのメッセージは、上記のページをご覧ください。