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更新日:2025年3月10日
終戦から今年で80年。「平和への願い」を一羽一羽の折り鶴に込め、オブジェを制作
本日より、区役所1階アトリウム(墨田区吾妻橋1-23-20)にて、平和祈念イベント『28万人の平和メッセージ』がスタートしました。会場の壁面いっぱいに作られた巨大折り鶴アート『平和のオブジェ』の展示と、区民や各界の著名人からの「平和への想い」が綴られたメッセージやイラストを展示する『平和メッセージ展』を開催中。本事業は平成4年(1992年)から始まり、今回で34回目となりました。
完成した『平和のオブジェ』は、区民や区役所を訪れた来庁者、ボランティアなどの協力のもと折られた約10万羽の折り鶴を使い、区役所の吹き抜けの壁面(高さ約13.5m×幅約7.5m)に「平和への願い」を表現したもので、毎年デザインを変え、制作、展示しています。今年のタイトルは『終戦から80年~ 歴史から学び、未来へ~」。完成したオブジェは令和8年3月までの約1年間展示します。
また、オブジェのお披露目に合わせて、新日本フィルハーモニー交響楽団による『平和祈念コンサート』を開催。弦楽四重奏で6曲を演奏し、来場した200人を超える観客に、音楽で平和への想いを届けました。
『平和メッセージ展』では、全816通(区内外の小学生16校635通、一般138通、著名人43通)のメッセージを展示。「毎日ご飯と学校に行けることが幸せです。毎日平和なのが一生過ごせますように」という小学生からのメッセージなどに加え、海老名香葉子さん、王貞治さん、五街道雲助さん、黒柳徹子さん、ちばてつやさんら各界を代表する著名人からのメッセージなど、それぞれの「平和への願い」が込められた葉書がずらりと並びます。
さらに、過去に平和のオブジェで使用した折り鶴を、再生紙として生まれ変わらせ、メッセージの台紙などとして活用し、平和への想いを紡ぐ新たな取組みも今年からスタートしています。
来場した方は「感動的なコンサートだった。明るい未来につながるといいなと改めて思った。」「初めて見たが、オブジェの大きさにとても驚いた。」「オブジェ制作のボランティアに参加した。大変な作業だったが、完成を見て、心から参加してよかったと思う。」と話していました。
今年は、終戦80年の節目の年です。第二次世界大戦が終わって間もない昭和22年(1947年)、本所・向島の両区が一つになり、墨田区が誕生しました。当時の人口はわずか14万人でしたが、やがて焼け跡に住宅や工場が建ち、「産業のまち」として復興しました。急速な経済発展のなか、大型店舗やスーパーも進出し、道路などの生活環境もどんどん整備されました。度重なる災害を乗り越え、現在のすみだは築かれています。展示をとおした平和への想いと、明日のすみだの飛躍への願いを今後も発信し続けます。
平和のオブジェ1
平和のオブジェ2
平和メッセージ展1
平和メッセージ展2
平和メッセージ展3
平和メッセージ展4
平和祈念コンサート1
平和メッセージ展2
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