勝 海舟 生誕200周年記念事業を開始、他区との連携事業も実施

関連イベントが目白押し！両国生まれの偉人ゆかりの地を巡ってみませんか？

　時代の転換期である幕末から明治に、卓越した見識と献身的な行動で政治の表舞台に立ち、重要な活躍を果たした勝海舟は、1823 年、現在の墨田区両国四丁目に生まれ、少年時代を過ごしました。
　勝海舟の生誕から200 年という節目を迎える今年、区では、関連イベントを複数実施する予定です。まずは、7月15 日（土）から7月28 日（金）まで「－両国－江戸NOREN」1階にて、『勝海舟生誕200 周年記念パネル展』を開催します。勝海舟の生涯を振り返るとともに、区内に点在するゆかりの地をパネルで紹介します。
　また、7月17 日（月･祝）には、すみだリバーサイドホール2階イベントホールにて、勝海舟顕彰会主催による『勝海舟フォーラム2023』を開催。勝海舟の玄孫（やしゃご）である高山 みな子（こうやま みなこ）氏を招き、区役所うるおい広場に建つ勝海舟の銅像への献花式（8時45 分開始）をはじめ、生誕200 年を記念した演武の実施、高山氏と勝海舟顕彰会会長の廣田 健史 氏による「銅像建立20 年を振り返る」というテーマの対談、講演会を行い、700 名を定員として開催する予定です。
　その他にも、勝海舟ゆかりの地を結ぶ舟運を活用したイベントを9月頃に実施、ひきふね図書館でも、12 月17 日（日）に高山氏を講師に招き、講演会を開催する予定です。なお、区内で実施するイベントでは記念ノベルティとして「勝海舟生誕200 周年記念ポストカード」を配布する予定です。
　さらに、関連イベントは区内だけにとどまらず、ゆかりのある他区とも連携したイベントも複数実施します。港区との連携では、「デジタルクイズラリー」を実施し、徳川家康や勝海舟に関する問題を解きながら名所を巡ることができます。クイズの正解数に応じて記念品をプレゼントします。洗足池のほとりに構えた別荘で晩年を過ごした大田区では、大田区立勝海舟記念館にて海舟77 年の生涯を家族や身近な人たちの視点でひも解く特別展を4会期にわたって令和6年3月上旬まで開催中です。区内だけでなく、関連する各区とも連携し、勝 海舟生誕200 周年を祝います。
　区の担当者は、「生誕200 周年という節目の年をきっかけに、海舟の偉業とその生誕の地が墨田区であるということを知っていただき、ゆかりの地をめぐることで、海舟が見た景色に想いを馳せながら楽しんでもらえると嬉しいです。」と呼びかけました。